ヴァイスホルン登山とツェルマット周辺ハイキング(2006年夏)

ルフトハンザ航空でチューリッヒまで(2006年7月21日)

ルフトハンザ航空でフランクフルトまで

ルフトハンザ航空737便は定刻どおり10時25分に中部国際空港を出発した。
席も良いしTAKUもバシネットに喜んで乗り、快適である。唯一、いまいちだったのは食事である。今回は、アレルギー対策のためベジタリアン2と通常食1を頼んでおいたのだが、明らかに通常食のほうがおいしかった。通常食が卵が入っていなかったのは偶然にすぎなかったので仕方が無いのだが、NAOMIは通常食を食べたがり、TADAがベジタリアンを食べることになった。たぬとTAKUは仲良くベジタリアン食を食べたが、TAKUは機内食はほとんど食べず、持参のおにぎりと鮭を食べていた。

バシネットがつく4人がけのところを3席確保してあるから、空席があれば私の横は空いているが、今日は夏休み初日なので、空いていないかもしれないとドキドキしていたが、幸いなことに空席だったので、バシネットと4つの席の並びを独占できた。とても楽なフライトだった。
TAKUも、バシネットを自分の席と理解している様子で自分で指を指して座りたがる。
まだ、歩かないので移動しないから楽である。

ルフトハンザに子供が乗るともらえるおもちゃはいつものより増え、世界地図やひもを通して遊べるものがあり、NAOMIは楽しめたようだ。TADAはパソコンや本をいっぱい持ち込んでいろいろ楽しんだり、作業しようとたくらんでいたが、子供が2人おり、それぞれの相手をたぬたぬとTADAでする状況では所詮無理な希望であり、NAOMIの「遊んでよ」攻撃の前に計画はあっさり潰えてしまった。

心配していたキーキー声を出すこともなくご機嫌で遊んで眠ってくれた。
NAOMIも、とてもよい子で乗務員さんからもらったおもちゃで遊んでいる。2年たつと違うなーと強く感じる。とても落ち着いている。もう来年小学生だからなー。
乗務員の方が直美が良い子だから何か上げたい。とお菓子をくれようとするが、食べることができないのでおにぎりをたくさんもらう。保冷バックに入れてチューリッヒでいただく。

ひも遊びに夢中のTAKU。

ベジタリアン食

普通食

朝、キヌア入りのおにぎりを作って保冷バックに入れてたくさん持ってきたものを、TAKUには食べさせる。塩サケ2切れも茹でて冷凍したものを持参する。バシネットに座って大好きなお魚とご飯をTAKUはたくさん食べてくれる。

無事旅行に出発できるかと旅行前からずっと緊張していたがフランクフルトに到着してほっとした。そのせいか、着陸したときおなかが痛くなってしまった。でも、すぐに治ってよかった。

フランクフルト空港にはルフトハンザ航空の機体がたくさん並んでいる。ドイツでのサッカーのワールドカップが終わったばかりだったので、機体の一番前の丸いところがボール柄の機体がたくさんあって可愛かった。

日本からの飛行機は空港のはずれに到着するのか、いつも空港内の列車に乗って移動する。

フランクフルトでの乗り継ぎ

フランクフルトには15時20に到着予定だったが、駐機場を他の機が占拠しているとのことでターミナルに横付け来たのは16時00くらいであった。たぬ一行はどうせ乗り継ぎ便は2時間以上後だからと慌てずたかをくくっていた。ところが乗り継ぎ時にターミナルを移動していたら急に行列に突き当たってしまった。

何かと思えば、たぬ一行の向かおうとしているターミナルからアメリカ合衆国行きの便が出るらしく、徹底的な身体検査を行っていたのだった。2年前の時にも検査していたが今度の検査は徹底しており、荷物を全て下ろしてX線検査をするだけでなく、係員が金属探知機のような機械を使ってボディチェックを行っていた。また、子供や乳児といえども例外ではなく、身体への悪影響を懸念してか金属探知機を使われることはなかったが、係員が抱いている乳児も母親の体からいったん引き離してチェックしていた。NAOMIにとっては面白かったらしくてにこにことボディーチェックを受けていたが、大人は乗り継ぎ便に間に合うかどうか気が気ではなかった。

なんとか定刻ぎりぎりに搭乗口についたのだが、機材の手配がつかないという理由により、飛行機は遅れるとのことであった。ただでさえ時差で感覚的には真夜中状態であり、「早くチューリッヒのホテルに着きたいのに、、、」と思ったが仕方がない。結局チューリッヒ便は17時55分の予定が20時過ぎにようやく出発できたが、2時間30分遅れになってしまった。

長くなってしまった乗り換え時間だが、NAOMIとTAKUは元気にキーンと飛行機が着陸するのを見ている。
もう、日本の時間では夜なのに元気だ。

飛行機が遅れたのは良くなかったが、チューリッヒ便は搭乗バスに乗って乗り込もうとしてみると、ルフトハンザ航空の傘下に入ったスイスエアーであった。別にルフトハンザ航空が嫌いなわけではないが、やはりスイスに行くのにスイス国旗の紋章をあしらったマークがついているスイスエアーだと気分がいい。眠くて疲れているNAOMIも大喜びであった。

飛行機内では、中部空港での発券トラブルの影響かビジネスクラスの席を割り当てられていたが、ビジネスクラスと書かれた白い布がかけてあるだけで席も一緒。サービスもあなたたちはエコノミーなみよということでエコノミーと一緒であった。何もいいことはなくがっかりした。

チューリッヒ空港に着くとあとはもう慣れているので簡単であった。残念ながらライゼゲペックの窓口はすでに閉鎖されていたので、ホテルバスの乗り場に急ぎ、チューリッヒの定宿にしているホテルウェルカムインに22時10分に到着した。
日本時間だと明け方の4時なので、昼寝をけっこうな時間したとはいえ、かなり眠い。

このとき、2004年夏のTADAと同じ日にアイガー登頂をした九州のOさんがちょうど入れ違いくらいの日程でスイスに滞在され、ヴァイスホルンに挑戦されていた。日本を出る前に連絡をとり、わざわざこの日、ウェルカムインに何度も電話を下さっていたのだが、残念ながら到着時刻の大幅な遅れで直接お話はできなかった。大変申し訳なかったし、残念だったが、日本帰国後メールで状況を教えていただけるとのことなのでツェルマットに行ってからネット接続をしよう。

予定よりはチューリッヒ到着がずいぶん遅くなってしまったが、子供たちは元気だったから、時差ぼけの調整にはかえってよかった。前回までは早朝に目が覚めてしまって眠れなくなってしまったが、遅く寝たので朝5時ごろまでぐっすり眠れた。

早々に全員でおやすみなさい。

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