ヴァイスホルン登山とツェルマット周辺ハイキング(2006年夏)

ヴァイスホルンヒュッテへ再び(たぬ)(2006年8月 1日)

ヴァイスホルンへの再挑戦開始

再度ヴァイスホルン頂上を目指して挑戦します。妊娠出産後、しっかりトレーニングをしたわけではないので実力不足だから、ヴァイスホルンは次回ツェルマットへ来たときのお楽しみにして、今回はあきらめるつもりだったが、TADAがヴァイスホルンを登った後に、たぬにも登れる!と断言し、それを聞いて再度挑戦する気持ちになった。

7月31日夕方、ガイド組合のリリーさんに、もう一度挑戦したいことを伝える。リリーさんはマッターホルンの予約が一杯だから、すぐには難しいと言いながらも、明日8月1日に小屋まで行って水曜日に頂上への日程で予約を入れてくれる。しかし、天気が悪そうなので(しばらく天気は悪くなり次の日曜日、8月6日くらいからが良いらしい。)、明日、もう一度10時にガイド組合にきて天気を確認してからどうするか決めればよいと言ってくださる。私にとっては最も都合のよい内容で予約を入れてくださった。ガイド組合の階段に張ってある天気予報によるとリリーさんのおっしゃるとおりしばらく天気は悪そう。

本日8月1日、多分今日の登山はないなーと思いながら、本屋で本を眺めて10時を待ち、ガイド組合へ行く、混んでいるのでしばらく待つ。階段に張ってある天気予報によると明日は良くてあさってが悪そう。何とか今日ヴァイスホルンヒュッテへ行きたいと思う。

リリーさんと話をする。天気はあまりよくないよ。マッターホルンは今日は天気が悪くて登れなかったのよ。「いつまでいるの?」とたずねられ、
8月5日にツェルマットを発つとこたえると、仕方がないなーと言う感じで、ガイドに電話をかけてくれる。何人かかけてくださって、やっと都合の良いガイドと連絡がついて今日小屋へ行き、8月2日に登頂アタック予定で登りに行くことが決定する。 リリーさんにグッドラック!と言われてガイド組合を後にし、急いで宿へ帰って出発の用意をする。

登山道具は昨日用意しておいたが、時間があまりないので子供たちの食事の用意はあまりできない。TADA様よろしくお願いします。

お昼ごはんを急いで食べて出かける。拓海は眠そうなので寝かしつけた。その間に出かけるつもりだったが、出かける直前に起きてしまう。

泣いている中をごめんねーと言いながら出発。電車の発車時間12時30ぎりぎりの時間になってしまう。慌てて12時25に出かける。電車にぎりぎり間に合った。

再びランダ駅で下車し、ヴァイスホルン小屋へ向かう。

今日は写真も撮らず、時間を短縮させよう!と意気込んで登り始めるが、、、、まずは前回1時間20分かかって上ったところまで1時間で上るのが目標だ!。しかし、雨が降らなかったにもかかわらず、1時間10分もかかってしまった。

気を取り直してヴァイスホルンヒュッテまで4時間以内と目標を再設定する。結果は4時間10分。あーあー、こんなんで大丈夫だろうか?
途中で笑顔の素敵な山岳ガイドに合う。 後ろから軽い足取りで上ってきて、素敵な笑顔で挨拶する。インターネットで天気を確認してきたけど悪そうで心配だと言っている、そのまま しばらく、一緒登る。このまま、一緒は疲れるからいやだなーと思っていると、僕は先に行って氷河の状態を確認してくるねと言って軽やかな足取りで登っていった。後で確認するとヴァイスホルンヒュッテまで2時間半で登ったと言っていた。
ガイドに前回はいつ挑戦したの?と聞かれる。私が前回失敗して2度目だと知っている。リリーさんが話をしておいてくれたのだ。ありがたい、話す手間が省けた。

17時10分にヴァイスホルンヒュッテに到着する。天気が良くないので小屋は空いていた。私のほかには、スロベニアから来ている6人組の登山者がいた。ガイドはルートチェックからまだ帰ってきていなかった。

空いているので小屋のおじさんたは子供たちとトランプを楽しんでいた。

チェックインの後、荷物の整理をしてくつろぐ。2度目なのでリラックスできる。6人組は持参のものを調理をして外で夕ご飯を食べていた。

18時直前にガイドがルートチェックから帰ってきて、夕ご飯が始まった。今日はスイスの建国記念日でみんなはきっと街でビールを飲んでいるだろう、と言っていた。ガイドもお祭り騒ぎがしたいのかと思って聞くと、僕はドイツ人だからと答えた。

今日の夕ご飯は、スープとご飯とお肉の焼いたものとお野菜だった、今日のスープはは塩っ辛くてあまりおいしくなかったが野菜はおいしかったのでお替りした。最後はデザートと紅茶をいただいた。
ガイドはドイツ人のホルツナー。年齢は中年という感じだ。髪の毛をちりちりにカールさせている。日本人の私には変わった髪型だなーと思われるけれど、きっとこだわりのある髪型なのだろ。元プロテニスプレーヤーのシュテフィー・グラフに似ている。 きっと天気が良くないからだろうが明日のガイド登山は私だけだ。食事の途中、話題が尽きて困っていると、ちょうど、ガイドと顔見知りの2人組みのドイツ人が小屋に上ってくる。2日前にモンテローザを登山し、登り6時間全部で11時間で登ったと言っていた。彼らも 明日はヴァイスホルンに挑む予定だ。

よく話をする人たちでガイドと一緒にとても楽しそうに話をしている。欧米人って本当に良くしゃべるなーと感心する。しゃべらないとアホみたいに思われるって友達が言っていたけど、確かにそうかもしれない。

荷物のチェックは、口で確認しただけだった。

小屋のおじさんが。羊を指差して何かを言っている。近寄って聞くと、「 天気が悪くなるときは、羊は下に移動し、天気が良くなるときには上に移動する。」と言っている。指を指している、 羊を見ると、上に向かって歩いていた。うれしい!なんとか天気には良くなってほしい。

6人組の2人がガイドにルートを聞くとガイドは席を立って、ヴァイスホルンの写真の前に立って指を指し「ここを歩く。」と親切に教えている。3年前モンテローザのときのガイドは商売のことを教えられるか!とでもいうような態度だったので、今回のガイドの親切さに驚いた。友達の2人にも丁寧にルートを教えている。

寝る場所を教えてくれないので小屋の人に聞くと、好きなところでどーぞと言われたので開いている場所1番で眠った。

眠る前にトイレへ行ったときには羊は下に移動をしていたけど、大丈夫かしら?と不安になる。 夜中にトイレへ行ったときは前回ほどではないが星が見えた。 時々強く風が吹き音が部屋に聞こえてきた。

今日はどんより曇りの天気だ。

ガイド組合に登山の確認のために向かう。

TAKUTAKUもたっぷり抱っこしてあげるよー

今日は建国記念日なので、メインストリートには旗がたくさん掲げられていた。
ガイド組合がオープンする10時まで本屋で時間をつぶす。

今日の登山がどうなるかどきどきしながらリリーさんの順番を待つ。リリーさんは人気なので、もうひとつの窓口が空いてもリリーさんの前で待つ人が私のほかにもいた。

このカウンターの中にリリーさんがいらっしゃる。パソコンの画面を見たり、電話をかけながら手際よく手配をしてくださる。

今回は天気が前回より悪かったのと、ヴァイスホルンヒュッテまで早く到着するのを目的として上ったので、ヴァイスホルンヒュッテまでは一枚も写真を撮らなかった。しかし、大して早く到着できなかった。

夜20時半に小屋の前から写真を撮る。雲がどんよりしている。

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