フィンスターアールホルン登山とスイス中部観光(2008年夏)

シーニゲ・プラッテ展望台(2008年7月26日)

シーニゲ・プラッテ鉄道(SPB)の蒸気機関車

ブライトラウエネンからシーニゲ・プラッテへ蒸気機関車で上がり、展望台から山々を眺めた。シーニゲ・プラッテからグリンデルワルトへ戻ったのは夜だった。

ブライトラウエネンからシーニゲ・プラッテへ

釜に火が着けられ蒸気が出始める。

下りの電車とすれ違う。私たちも出発だ。

下からは私たちの乗った列車の40分後に発車した電車が近づく。

シーニゲ・プラッテ鉄道(SPB)とトゥーン湖

きっと、こんなにゆっくり登るのは、40名様限定の乗客だけでなく、電気機関車が押す列車に乗った乗客にも蒸気機関車を見せて、蒸気機関車を楽しんでもらうためなのだろう。レトロな電気機関車が引く車両が下っていく。奥に見えるのはトゥーン湖だ。

下からの列車がどんどん近づく。

ブリエンツ湖[Brienzersee/173m]が見える。なんてきれいな色なんだろう。

ユングフラウ[Jungfrau/4158m]とメンヒ[Monch/4099m]が見える。

電気機関車と客車も十分かわいい。電気機関車の場合は2両つなげて押している。私たちの列車に続いて走っている。

牧草地が広がる。

ユングフラウ[Jungfrau/4158m]とメンヒ[Monch/4099m]そしてリュッチーネ川まで見えて楽しい。

16時17分。シーニゲ・プラッテ駅到着。とても楽しい列車の旅だった。帰りにも蒸気機関車に乗れるなんて、幸せだ。釜の火が燃えているところも見ることが出来た。

NAOMIは「機関車に乗せてもらえたー。」と、手にすすを付けて真っ黒にして喜んでいる。

ずーと見ていても飽きない。

すぐに後ろから次の電車が到着したが、客を乗せて下って行く。

蒸気機関車の整備に余念がない。

シーニゲ・プラッテ駅と蒸気機関車

夕方なのでテラスにいる人が少ない。

リュッチーネ川の流れ見える。昔、氷河が流れたことがはっきりと分かる。U字谷だ。

ラウターブルンネン[Lauterbrunnen]のシュタウプバッハの滝[Staubbachfall]も見える。

シーニゲ・プラッテ展望台

駅から少し登ったところにある展望レストランに行くが、特に食べたいものはなかった。

シーニゲ・プラッテ展望台

シーニゲ・プラッテ[Schinige Platte/1967m]展望台についた。天気が良くないので誰も食事をしていない。しかし、アイガー[Eiger/3970m]、メンヒ[Monch/4099m]、ユングフラウ[Jungfrau/4158m]が仲良く並んでいるのはぎりぎり見える。
これ以上雲が出てこないことを祈る。

ベンチに座ってパン、ハム、ブロッコリー、トマトの夕ご飯を食べた後、遊具で遊ぶ。

景色の良いところで遊ぶのは一段と楽しい。

長ーい滑り台。

TAKUTAKUは遊具よりもここのおもちゃが気に入ったようだ。私の目にはどのおもちゃも壊れていて、ガラクタのようにしか見えない。

山の頂上に雲がかかり始めた。

駅に向かって、坂道を飛行機で駆けていくこどもたち。

お花がきれいに咲いている。シーニゲプラッテには高山植物園(Alpen-garten)がある。1929年開園で8000㎡以上の敷地に550種類もの高山植物が集められている。一度行って見たいと思っているがまだ行っていない。今回も時間が足りない。

シーニゲ・プラッテ駅

前回来たときは、シーニゲ・プラッテ鉄道(SPB)の列車にはテディベアーの絵が描かれていて、いろいろなところにテディベアーが飾られていた。しかし、今回はそれらが取り除かれていた。
テディベアーはスイス人絵本作家がダミィとトミィという2頭の熊を主人公にして、シーニゲ・プラッテ[Schinige Platte/1967m]を舞台に書いたものがそもそもの始まりだということだ。どうしてなくなったのかは知らないが、可愛い登山列車にテディベアーはあまり似合っていないと私は感じていたので、すっきりしてよかった。

蒸気機関車と記念撮影。

蒸気機関車の整備作業を見ているのは楽しい。

まもなく出発。17時53分発。

シーニゲ・プラッテからウィルダースヴィルへ

先に電気機関車が出発する。

とてもかわいい。

まてまてー、と蒸気機関車も発車する。

客車の前方の窓から煙が見える。

シュッシュッーポー!

途中で蒸気機関車の心地よい揺れと音に誘われてNAOMIが眠ってしまった。

18時45分にウィルダースヴィル[Wilderswil]に到着。

今日の営業が終了したので、たくさんの客車が車庫に入っている。
「今日もたくさんお客さんを乗せて疲れたよー。もう、くたくただー、」「僕は、みんながとても喜んでくれるから、疲れなんか感じないぞ。」とでも、会話しているようだ。

列車を一度シーニゲ・プラッテ[Schinige Platte/1967m]方面へバックさせ、手動でポイントを切り替えてから前進させて車庫へ向かう。蒸気機関車が車庫に入るまで見送る。最後にシューとひと吹きした。うーたまらない。

除雪用の電気機関車

除雪用の電気機関車もいた。夏なので使われていない。

ありがとう。またねー

グリンデルワルトへ戻る

グリンデルワルト行きの電車を待つ間、いつもの列車遊びに熱が一段と入る。それに、この駅は本物の線路が駅のホームにあるので、本物の蒸気機関車になって走ることができる。
TAKUTAKU蒸気機関車がNAOMI客車を引いて走る。シュー。ゆっくりになって駅に到着する。

ヴィルダースヴィール駅に進入するベルナーオーバーラント鉄道(BOB)の列車

19時11分。グリンデルワルト[Grindelwald]・ラウターブルンネン[Lauterbrunnen]行きの電車が到着する。

ツヴァイリッチーネン[Zweilütschinen]駅でグリンデルワルト[Grindelwald]行きとラウターブルンネン[Lauterbrunnen]行きを切り離す。

ガッチャン!と自動で離れる。ツヴァイリッチーネン[Zweilütschinen]駅を通るたびに下車して見物している。当然、切り離すときだけでなく、接続するときも見物する。グリンデルワルト[Grindelwald]についたのはとても遅くなり、寝不足と疲れによる明日への影響が心配である。

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