フィンスターアールホルン登山とスイス中部観光(2008年夏)

ルツェルン交通博物館(2008年7月29日)

旧スイス連邦鉄道(SBB)ブリューニック線のラック式機関車

交通博物館としては世界でも有数の規模といわれているルツェルン交通博物館を見学した。

入場から鉄道車両の展示まで

フィーアヴァルトシュテッテ湖をめぐる遊覧船の船着場から博物館は近い。

ルツェルン交通博物館[Verkehrshaus der Schweiz]の横には駅がある。博物館内の線路は本線に接続されているので、展示車両の特別運転や車両の入れ替えは簡単に行えるらしい。

ルツェルン交通博物館入り口

9時50分。交通博物館入り口。開館前だが待っている人がたくさんいる。

早くオープンしないかな!

10時に開館した。中に入ると、列車、列車、、、圧巻だ。

かわいい列車に乗り込む。

鉄道展示室に入ると、広いスペースに本物の蒸気機関車や歴史的な車両がたくさん展示してあり、胸が躍る。クロコダイルも展示してある。

最初の蒸気機関車や登山鉄道など歴史的な車両が展示してある。

列車の模型もある。

馬車まで展示してある。

旧スイス北部鉄道の28号機関車。

旧スイス連邦鉄道(SBB)ブリューニック線のラック式機関車。1909年製。内部構造が分かるように展示してあり、面白い。色がきかんしゃトーマスのトーマスに似ている。

機関車を下から見ることも出来る。

除雪列車

豪雪期に除雪しながら進む列車。迫力がある。

ユングフラウ鉄道(JB)の旧型電気機関車と客車1898年製。車体の外側は木製だ。

旧ゴッタルト鉄道の11号機関車。1881年製。

蒸気機関車がじっくり見られる。

ピラトゥス鉄道の蒸気機関車

ピラトゥス鉄道の蒸気機関車。1889年製。こんなに急な坂、登れるのー?スイス人に不可能はない?

蒸気機関車にもいろいろな形があって面白い。

アトラクションと鉄道模型

シンプロントンネル開通までの物語のジオラマをめぐるアトラクション。人気があり、整理券をとる必要がある。立派なものだが当然説明は日本語ではない。

アトラクションでは列車に乗ってトンネルの中に入る。トンネルの物語なので真っ暗だったため、TAKUTAKUには不評だった。

アトラクションを体験したあとで、鉄道模型のジオラマを見る。息を飲むほどすばらしい。ゴッタルド線の情景がほぼ完全に再現されていた。

魅入るTAKUTAKU。離れられない。

クロコダイルの模型が素敵だ。

クロコダイル。スイス連邦鉄道(SBB)の旅客列車用機関車705号。1904年製。格好いい。

たくさんの人で賑わっているが、館内が広いのでゆったり見学できる。

列車はたっぷり見学して満足した。次は、お昼ご飯を食べる場所を探す。

飛行機や船など鉄道以外のコーナー

おにぎりの昼食を食べていたら、船をリモコンで操縦している子供たちがいた。あんなことも出来るんだーと思い、食後に操縦しようとしたら有料だった。初めから分かっていたら近づかなかったが、子供たちはやる気満々なので、一度だけお金を入れて操縦した。しかし、船は思うように動かなかった。

他の船と衝突しながら船が走る。

鉄道コーナーの次は飛行機コーナー。

本物のジェット機が展示してある。

小型の飛行機がたくさん並んでいる。
ただ、鉄道コーナーと比べると勢いがない。スイスは鉄道大国だが航空大国ではないのだ。

この飛行機は操縦席に乗れる。

ジェット機の中にも入ることができる。

ジェット機のコックピット。計器が並んでいる。

トンネルの掘削工事現場の再現。

次は船のコーナー

ここはルツェルン[Luzern]の町が出来たときのジオラマだった。

トンネル作りの話よりは、明るくて楽しかった。スイスにはディズニーランドなどがないから、これでよいかもしれないが、日本人には満足できる水準のものではなかった。

運河の模型。実際に船が運河を通る。仕組みが良く分かってとても楽しい。これには大満足。船が運河に入って、門を閉めて、水を入れて、水面を同じにして、進行方向の門が開いて、運河を通過する、、、と実際に船と運河の模型が動いて、とてもよく分かった。

船の模型にも手を抜いていない。

ケーブルカーの模型。

シルトホルン[Schilthorn/2967m]のロープウェイ模型。懐かしい。

メンリッヒェンのゴンドラ。

グリンデルワルト近くでヴェッターホルンに向かって運行していたロープウェイ。残念ながら今は廃止されている。

昔のロープウェイの内部。木製でおしゃれだ。

手動ケーブルカー。よいしょ、よいしょと引っ張って動かすことができる。当然子どもは喜んで引っ張る。

このコーナーはフロアーが巨大なスイスの航空写真だ。傷をつけないように靴の上からスリッパを履く。まるで鳥にでもなったような気分になりとても楽しい。クイズもあり、みんな夢中になっている。こういうアトラクションは初めての体験なので興奮した。これはセンスが良い。

今回は縁のなかったブリエンツ湖[Brienzersee/173m]の蒸気船レッチュベルク号の模型。

かけ足だが鉄道、航空、船舶とたっぷり展示を楽しんだ。入場してからもう5時間近く経過している。ヨーロッパ随一の交通博物館と言われるだけのことはある。最後にミュージアムショップに寄る。

IMAXの券売り場。IMAXは巨大スクリーンで素晴らしい映像が見える。丁度ALPENが上映されているので、見たいと思ったが、3歳児には音が大きすぎるから、怖いかもしれないと言われ、今回はあきらめた。交通博物館にはIMAXとプラネタリウムもある。(別料金)

15時19分、交通博物館近くの船着場からルツェルン[Luzern]へ船で帰る。大満足の見学だった。今回乗った船は蒸気船ではなかった。

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