サンモリッツとツェルマットでスキー(2010年冬)

冬のレーティッシュ鉄道ベルニナ線3(2010年12月25日)

冬のオスピッツォ・ベルニナ駅に到着した列車

ティラノからサン・モリッツへもどる途中、アルプ・グリュム駅で下車し、オメガループを通る列車を丘に登って見た。次にオスピッツォ・ベルニナ駅でも下車し、豪雪酷寒の中で雪遊びをした。

雪のアルプ・グリュム駅とオメガループ

ポスキアーヴォを過ぎると、列車は向きを何度も変え、標高を上げる。

雪の世界を走る列車だ。

14時14分、アルプ・グリュム着

オメガループを見るために下車する。

ABe8/12型の先頭についている雪かき。

TAKUTAKUの影響で、線路を見るだけのことにも喜びを感じるようになった。

列車が行ってしまうと、何も音がしない。

駅の除雪をした雪の山。

子供たちは興奮気味だ。

夏のアルプ・グリュム駅[Alp Grüm/2091m]も素敵だったが、雪のアルプ・グリュム駅もいい。

オメガループを見下ろす

オメガループを見下ろすため、踏み跡の上に新雪がたっぷり積もったところを、ラッセルしながら登る。

子供たちは体重が軽いので、軽々と進むが、大人が歩くと、足がはまる。

レストランの前の、オメガループが見えるところまで行く。

TAKUTAKUが雪の中を歩くのを嫌がるかと思ったが、ご機嫌だ。

よし。オメガループがバッチリ見える。後は列車が通過するのを待つだけだ。

真っ白。

列車が通過するまでまだ20分ほどあるので、子供に満足するまで雪遊びをさせることが出来る。

列車を待つ間、駅に戻る時のために、道を踏み固める。

降ってくる雪 を見るとなんと結晶のままだ。私は雪の結晶を生まれてはじめて見た。感激する。いろいろな形の雪の結晶が、一つだけだったり、数個集まって空から落ちてくる。 なんて美しいのだろう。これほど美しいものは他に思い浮かばないほどだ。

14時50分、オメガループを列車が通る。素敵!

オメガループを通過する列車を見ることができて大満足。見終わると、すぐ駅に戻る。予想より早くTAKUTAKUが歩き、列車が来るまで余裕があった。

パリュ氷河[Palugletscher]。冬に見ると、どこが雪でどこが氷河かが分かりにくい。

アルプ・グリュム駅のホテルは営業している。泊まったら楽しいだろうな。レストラン人にも数人客がいる。ベルニナ線の駅の中で一番の賑わいだ。15時3分、アルプ・グリュム駅[Alp Grüm/2091m]を発車する列車に乗り、ティラノ方面に向かう。

列車に付いている雪かきが跳ね飛ばす雪が、猛烈な勢いで窓ガラスにぶつかる。 窓は閉まっているのに、隙間から中に飛んでくる。NAOMIは喜んでいるが、TAKUTAKUは席を移動する。

オスピッツォ・ベルニナ駅~厳冬の最高地点

15時10分、TADAの強い希望でオスピッツォ・ベルニナ駅[Ospitzio Bernina/2253m]で下車する。

バイバーイ。

雪の世界に私たちだけ取り残された感じだ。

風が強い。風の音しかしない。

とても寒い。

オスピッツォ・ベルニナ駅の駅舎。この寒さの中、ホテルが営業している。TADAはベルニナ峠まで行きたいと言っていたが、とてもそんな状況ではない。駅から離れて他の所へ行く道は見当たらない。雪に閉ざされている。

ここはいったい何度の世界なのだろう。きっとマイナス20度以上は間違いない。寒い。

さあ、遊ぶぞ!

構内では、作業員がエンジンの付いた雪かき用の手押し車を押して、除雪作業を行っている。除雪しても除雪しても雪が積もっていく。

オスピッツォ・ベルニナ駅のホテルに宿泊していた人がいたようで、ティラノ行きの列車が到着すると、どこからか現れ、列車に吸い込まれていった。

20分後に次の列車が来るというTADAの口車に乗って下車したが、時刻表を見間違えたのか次の列車は1時間10分後にしかやってこない。

NAOMIは雪合戦がしたいが、あいにく、雪が固まらないので出来ない。 積もった雪に穴をあけて、鎌倉に似たものを作って遊ぶ。

子供たちは、大量の雪を前にしてご機嫌だ。私はあまりの寒さに不機嫌だ。子供たちの喜ぶ姿を見ていると機嫌が直ってくる。寒いが私も遊ぶぞ! しばらく遊ぶが、やはり寒いので駅の待合室で待つ。

私たちは遊んでいるからいいが、除雪作業の人は大変だ。

サンモリッツへ

16時22分、サンモリッツ行きの列車が到着する。

雪を吹き飛ばしながら、走ってくるので、迫力満点。がーっと除雪する音が響き渡る。16時24分、オスピッツォ・ベルニナ駅[Ospitzio Bernina/2253m]からサン・モリッツ[St. Moritz]行きの列車に乗る。

前方の景色を見ながら、列車の旅を再開する。

16時50分、サン・モリッツ[St. Moritz]を前にしてTAKUTAKU沈没。我慢しきれず眠ってしまった。

こんな景色を目にするのは最後かもしれないので、無理やりTAKUTAKUをサン・モリッツ[St. Moritz]に入線する前に起こす。

17時12分、サンモリッツに到着した。

17時26分、サンモリッツ駅発のエンガディンバスに乗車し17時35分にSonnneに到着する。たぬとTAKUTAKUは先に帰り、17時45分に着いた。TADAとNAOMIはバートの郵便局前で、レンタルスポーツ店などを確認後、17時52分に戻った。お雑煮、サラダ、鳥の丸焼き(ティラノで購入)、ワインの夕ご飯。子供たちに絵日記を書かせ、宿からプレゼントされた落花生を食べ、少し遊んで19時に就寝した。

これはサン・モリッツ[St. Moritz]駅構内でとった世界遺産記念コーナーの写真である。左右の鉄の棒はレーティッシュ鉄道の線路を表現している。上ったり、下ったりループしたりと面白い。レーティッシュ鉄道のDVDの面白そうな映像も流れている。DVDを購入したかったので、探したが、見つからなかった。

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