サンモリッツとツェルマットでスキー(2010年冬)

コルヴァッチでスキー(2010年12月29日)

コルヴァッチのゲレンデで

チャンプフェー湖とシルヴァプラーナ湖の間にあるスールレイから、ロープウェイを乗り継いでコルヴァッチ展望台に上がり、スキーで滑り下りた。天気は快晴でヴァリスの山々まで見えた。

コルヴァッチへ

3時50分にTADAが起床する。4時25分にはたぬ、TAKU起床する。TAKUTAKUはおなかが痛いといっている。毎日ハードすぎるよね。しかし、今日もスキーを楽しむぞ!

7時54分、コルヴァッチ[Corvatsch]行きのエンガディンバスに乗る。

今日は晴れだ。そろそろ太陽に愛され始めた。サン・モリッツは太陽に愛されているそうだ。

コルヴァッチ[Corvatsch/3303m]へ上がるロープウエイに乗り換える。

TAKUTAKUはロープウェイから、景色を見ていて、ロープウェイの真下を滑るのと勘違いをしたらしく、とても不安になってきたようだ。ロープウェイは急勾配で上がるから斜面が急だけれど、スキーではこんなところは滑らないよ。きちんとコースが整備されているから大丈夫だよ。TAKUTAKUが滑れないところには行かないよ。と伝えるが、不安が解消されたわけではなさそうだ。

コルヴァッチ展望台からの眺め

中間駅で、TAKUTAKUが「トイレへ行きたい」と言い出す。トイレの後で「もう滑りたくない、宿に帰って、チューリヒのクリスマスマーケットで買ってもらった機関車で遊んでいたい」と言い出す。トイレへ行きたくなったのは、登校拒否の子供が朝に腹痛になるのと同じことかもしれない。夏に訪れてスープを飲んだフォルクラ峠[Col de Forclaz]の山小屋までスキーコースが続いているから、そこでスープを飲むか、宿に帰るかどちらにするか」と問うと、TAKUTAKUはスープを選ぶ。よし、頑張って滑ろう。

山頂駅に着くと私たち以外のスキーヤーは山を眺めることもなく、あっという間に滑っていった。私たちは展望台からまず景色を眺めることにする。

コルヴァッチ[Corvatsch/3303m]展望台からの景色はすばらしい。ヴァリスのモンテ・ローザ[Monte Rosa/4634m]やベルナーオーバーラントのフィンスターアールホルン[Finsteraarhorn/4274m]が望める。夏より、一段とすばらしい景色だ。しかし、スキーヤーのほとんどは展望台には上らない。もったいないことだ。

左奥にモン・ブラン[Mont Blanc/4807m]が見える。

コルヴァッチ[Corvatsch/3303m]の山の影ができている。

8時45分、サン・モリッツにはまだまだ日が差していない。

空気が澄んでいるので遠くまでクリアに見える。

どの山が見えるか分かるので、一段と楽しい。

シルス湖[Silsersee/1797m]にもまだ日が差していない。

シルヴァプラーナ[Silvaplana]とシルヴァプラーナ湖[Silvaplanersee/1790m]もまだ暗い。

サン・モリッツが見える。

コルヴァッチで滑走

9時20分。さあ、里まで滑り降りるぞ!

 

スープを楽しみにして滑るが、フォルクラ峠[Col de Forclaz]の小屋に向かうルートを発見できなかった。ごめんTAKUTAKU、諦めてくれ。

快晴で、眺めがよく、気分爽快だ。

まるで、貸し切りゲレンデだ。

フォルクラ峠[Col de Forclaz]の山小屋が見える。あの小屋へ行きたかった。行って子供たちにスープを飲ませてやりたかった。どこに、分かれ道があったのだろう。注意していたのに気がつかなかった。もう一度ロープウエイに乗らないと行くことはできない。

このコースは滑り降りると、Tバーに一度乗って上がらなければ、里に戻れない。

さあ、昨日から心配していたTバーリフト。うまく乗れるだろうか。
たぬは、ツェルマットで乗るのに成功したことがある。乗るのに失敗し、イギリス人に手伝ってもらって乗ったこともあるので、何とか乗れると思っていたが、子供と身長に差がある場合はどうやって一緒に乗るのか、それとも、乗れないのか?と不安は尽きなかった。

Tバーリフトの乗り場には私たちの前に15人くらい並んでいた。よし、乗り方を観察するぞ。乗り損ねた人発見。その人には係りの人が、次のTバーをお尻の下に入れるのを手伝っていた。子連れ発見。親のひざの裏と子供の尻の下に係りの人がTバーをセットしていた。よし、これなら乗れるぞ! 実際に乗ってみると、乗るときは手伝ってもらったのでよかったが、ひざの裏をTバーに押されながら、上に上っていくのはしんどかった。

Tバーから降りるときのことをTAKUTAKUに説明することを忘れていた。
降りるときになって、「TAKUTAKU離れて!」、と言ったが、TAKUTAKUは理解できなかった。
TAKUTAKUは、Tバーを堅く握ったまま離さなかったため、Tバーに引きずられるようにずりずり進み、前の壁にぶつかって転んだ。幸いなことに、前の壁には緩衝材が置いてあるので痛くなかった。
私たちが、起き上がって、その場所から離れるまで、Tバーを止まってしまった。係員が見ていて、安全に運転しているんだなーと感心した。

TAKUTAKUは転んだが、すぐに立ち直ったので一安心する。カメラに向かって敬礼しているときは基本的にご機嫌である。

スールレイまで滑り降りる。下まで滑り降りても、雪質が悪くならないのが嬉しい。子供たち二人ともとても上手に滑り降りる。

天気が良くて、とても気持ちよく滑ることができる。

下の町を見ながら滑り降りるのも楽しい。

このゲレンデは北向きなので、午後になっても、雪の状態は良いままだろう。

かなり滑ったので、見える建物の大きさが大きくなる。

スールレイ[Surlej]のロープウェイ乗り場のすぐ横のゲレンデは緩斜面で、滑りやすく、スキーレッスンが行われていた。円盤を股に挟んで上るリフト(Tバーに似ている)がある。子供の練習には最適なゲレンデだ。NAOMIの強い要望により一度、そのリフトに乗って、このゲレンデを滑る。

股に円盤をはさんで、坂道を上る。

上の方はがらがらに空いていたが、この緩斜面のゲレンデは大盛況だ。

子供たちがレッスンを受けている。

スールレイ[Surlej]のロープウエイ乗り場の前にエンガディンバスのバス停がある。 この後はフルッチェラスのゲレンデにバスで移動する。

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