ツェルマット村内散歩とテッシュへのお迎え(2006年8月 2日)

マッターホルンとマッターフィスパ

マッターホルンとマッターフィスパ

快晴のツェルマット村内を散策

ゴルナーグラード展望台で雲海の眺めを楽しんだ後、天気もよいのでツェルマット村内を散歩することにした。
11時30分、ツェルマット駅前は天気に恵まれ、たくさんのハイカーが行きかっている。

メインストリートを教会方面へ歩いて行く。
通りの建物は、みなきれいに花で飾られている。ときおり馬車と電気自動車が通るが、カーフリーリゾートなので空気は極めておいしい。

ガイド組合の前を通る。

ガイド組合の前を過ぎると教会の前までは道が狭くなる。ただ、このあたりから古い町並みの感じが出て、ツェルマット村内では一番好きな場所である。

有名なホテルモンテローザ。

木作りの古い建物も保存されている。

教会の前も観光客でいっぱい。ここからわき道に入る。

ホテルシュヴァイツァーホフのマッターホルンビューの部屋が見えた。外から見ただけで内装がものすごく豪華だろうと想像がつく。

グリンデルワルトと日本の安曇村(現松本市)の友好提携の記念碑がたっていた。

墓地の横を通る。ピッケルがおそなえされたお墓もあり、さすがツェルマット。

教会とマッターホルン。思ったようにはとれなかった。

スイスの墓地は陰気な感じがしない。シャモニもそうだった。

マッターフィスパの橋の上で記念撮影。

村内バスに乗り、駅前まで戻った。
NAOMIはおなかがすいてきているようだ。

パラグライダーもいっぱい飛んでおり、どんどん降りてくる。
もう12時11分、早く帰って子供に昼食を食べさせなくては。

昼食後、外を眺めるとマッターホルンに面白い雲がかかっていた。これからお昼寝である。子供だけでなくTADAも昼寝する。スイスにまで来てお昼寝をしているなんてもったいないが昼寝はきもちいい。

夕食後、テッシュまでたぬをお迎えに

18時に夕食を開始する。本日のメニューはうどんと白身の焼き魚、ゆでブロッコリーなどである。

18時30分にたぬから電話がある。ヴァイスホルンの登頂に成功したが、雪が多くてヒュッテから山頂までの登降に16時間を要し、まだヴァイスホルンヒュッテにいるとのことである。登頂の成功自体は非常にうれしいことだが、今からツェルマットに戻るとするとランダからバスと電車を乗り継いで22時前になってしまう。電話を切ってから心配になる。NAOMIは「よかったね」と喜び、TAKUはなんだかわからずに興奮している。

子供2人を風呂に入れ終わると19時40分であった。考えた末、たぬをランダかテッシュまで迎えにいくことにする。TAKUMIは心配なので連れて行かざるを得ない。最悪寝てしまっても抱っこしていれば問題ない。NAOMIは寝ていてもいいのだが行きたいと言う。NAOMIに眠くても頑張るという約束をさせ、20時30分に出発する。

まずは駅に行き、20時42分発の電車が着いたのを見るが、たぬはやはり乗っていない。時刻表を見ると今からランダまで行く電車はなく、テッシュへのシャトルトレインしかないようだ。次のシャトルトレインは21時10分発なのでそれまでの間、夜の村のメインストリートを散歩することにする。

NAOMIは「よるのおさんぽ」と大はしゃぎ。
TAKUにもただのおさんぽといってある。うまくおちあえないと大変なことになるし、期待をさせてもまだしばらくあえないから。

スイスに来てから、暗くなってから外を歩くのは登山以外では始めてである。村のメインストリートにあるレストランなどでは音楽が流れ、みんな楽しそうに食事をしている。歩いている人もみんな楽しそうだ。

アルパインセンターはもうしまっている。

教会付近までメインストリートを歩いてから駅に戻った。

21時10分発のテッシュ行きに乗りこむ。ツェルマットは自動車では入れないので、自動車で来る人はテッシュにある大駐車場に止めて、シャトル電車でツェルマットに入る。このシャトル電車に乗るのははじめてである。

ハイテクな内装やホームとの間に段差や隙間の無いドアを持つ、スイスの山岳鉄道らしからぬ電車でびっくりする。TAKUは、「でんしゃでんしゃ」「まままま」と言って興奮している。

21時22分にテッシュに着く。ブリークから来る普通のMGBとは異なり、今年完成したばかりの現代的なターミナルに到着した。屋内の立体駐車場まである。

すごーく広いターミナル。

自動化された改札。

立体の大駐車場。外からみたときにはわからなかった。
外のバス発着場でたぬのバスが着くのを待つ。到着予定時刻の21時25分ちょうどにバスが着き、中にはたぬが乗っている。降りてきて再会を喜ぶが電車の時間もあるので急いでツェルマットに戻るシャトルトレインに乗り込んだ。

写真はNAOMIとたぬの喜びの再会である。
NAOMIは喜んでたぬと話しているが、TAKUの様子がどうもおかしい。喜ぶでもなく泣くでもなくパパに抱かれたまま顔をうずめている。寝ているわけでもない。察するにどうもたぬがいなかったことをすねているようだ。たぬが声をかけてもすね坊主のTAKUは振り向かない。

というわけですね坊主のTAKU。

にこにこNAOMI

21時42分にツェルマットに到着し、アパートに到着すると22時近かった。部屋に入るとTAKUは人が変わったように泣き始め、たぬが授乳するとすぐに寝ていった。

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