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マッターホルン[Matterhorn/4478m]

マッターホルン[Matterhorn/4478m]の概要

ガイド

標高4478m。スイスとイタリアとの国境にそびえるヴァリス・アルプスの山であり、アルプスで最も有名な山である。スイス側のツェルマットからみえるそのとがった山容は美しく、山に興味の無い人でもどこかで目にすることがあり、さまざまなポスターやイメージに使われている。登山史からいえば、アルプスの高い峰で最後まで登頂がおこなわれず、登頂をめぐる競争のドラマとエドウィン・ウィンパーらのパーティが登頂した後に滑落とザイルの切断により4人が死亡した悲劇もその名を高めている。

案内

ノーマルルートは、初登頂と同じヘルンリ稜である。これは、シュヴァルツゼーからヘルンリ小屋まで歩き、そこで1泊し、翌早朝にヘルンリ稜を登って頂上に達し、登頂後はそのまま戻るコースである。難易度はAD-とされている。ツェルマットの山岳ガイドと登山する場合は、いきなりこの山に挑戦するのは許されておらず、周辺の山で岩登り等をしてある程度の体力・岩登り能力がないと登らせてもらえない。

マッターホルンは、スイス側、特にツェルマットやスネガから眺めるほうが左右対称に近い美しい三角錐であり、よく知られているが、みる角度をずらせば必ずしも三角錐でなく、マッターホルンとは気づかない形をしていることもある。時間があれば、東側にのびるツムットの谷をハイキングしたり、ヨーロッパ最高所の展望台クライン・マッターホルンから眺めたり、冬であればイタリア側のチェルヴィニアまでスキーで下りたりしてさまざまな方角から眺めてみるとよい

コメント

ツェルマットの登山ガイドと共に2003年7月ヘルンリ稜経由で夫婦ともに登頂できた。モンブランに続いて登ったのだが、とにかくよじ登ったという記憶が強い。登山者が多くて確保点の奪い合いや人為的理由による落石もあり、静かに岩や山を楽しむという雰囲気では残念ながら無い。ただ、それでも一度は登りたくなるのがこの山の魔力といえる。登山基地となるヘルンリ小屋も規模は大きいが、他の山小屋に比べるとサービスが悪くビジネスライクである。夏でも雪が降ることも多く、雪が降るとガイド登山では登れない。

マッターホルン[Matterhorn/4478m]のデータ

項目内容
標高4478メートル
登山難易度ヘルンリ稜はAD-
初登頂年1865年
初登頂者エドウィン・ウィンパー
頂上からみえる周辺の山モンテローザ、ヴァイスホルン、オーバーガーベルホルン、ダン・ブランシュ、ツィナールロートホルンなどヴァリス山群の山々やモンブランなど多数
展望ポイントツェルマット、スネガ、ウンター・ロートホルン、シュヴァルツゼー、ゴルナー・グラード、クライン・マッターホルン

マッターホルン[Matterhorn/4478m]のリンク集

関連リンク

ウィキペディア日本語版
Wikipedia
SummitPost

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関連登山記録

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マッターホルン[Matterhorn/4478m]の写真

リッフェルゼーに映るマッターホルン(夏)

リッフェルゼーに映るマッターホルン(夏)

スネガからのマッターホルン(夏)

スネガからのマッターホルン(夏)

ゴルナーグラードからのマッターホルン(冬)

ゴルナーグラードからのマッターホルン(冬)

イタリア側チェルヴィニアからのマッターホルン(冬)

イタリア側チェルヴィニアからのマッターホルン(冬)

マッターホルン[Matterhorn/4478m]の地図及び航空写真