マッターホルン・ブライトホルン登山(2003年夏)

マッターホルン目指してヘルンリヒュッテへ(たぬ)(2003年7月27日)

朝起きると、昨日の筋肉痛で手にまったく力が入らない。TADAにマッサージをしてもらって何とか握力回復。
天気が悪いので、1時過ぎにツェルマット駅前で見送ってもらい、いってきまーす。

ゴンドラをフーリで乗り換え、シュバルツゼーからヘルンリヒュッテへ。このコースもハイキングコースになっている。

モンテローザヒュッテへのコースと比べると登りだけなので帰りは下りだけと思うと精神衛生上とてもよい。道標はではコースタイム2時間となっている。日本人タイムは2時間半(小川さんのツェルマットを歩く)。目標2時間で歩き始める。曇っている。天気は悪い、

息が切れてきたので写真を撮っていると後ろからモンテローザのときのガイド、ヘリが後ろから来る。「じゃあ小屋で」とスタスタ抜かされる。しばらく進むと、途中の建物のところでヘリが雲を見ている。その間に私が先に上 り、しばらく行くと、また写真を撮っているときに、ヘリに抜かされる。「急いだほうがいいよ後10分で雨が降るよ。」と言われる。
そのとおり10分後雨が降り出す。ヒョウも降っていた。急ぎたいがそんなに早く進めない。

雲が立ち込めてきた。

小屋が見えた。

受付で宿帳を書き、指示を受ける。「靴は換えても換えなくてもよい。ボトルを夕食後預けると翌朝紅茶を置いておく(アルパインセンターのガイド登山の人だけみたい)。4時起床、でも天気が悪かったら違うよ。」と言われる。
体も、ザックも、中身も濡れてしまった。ストーブの番をして乾かす。日本人のガイドレス登山の2人組がいたのでお話しする。天気が悪いし、することもないのでありがたかった。どういうわけか電気が何度も切れ て真っ暗にローソクが出てきた。雨はひどい、雷も鳴っている。明日は絶望的?

部屋の中の荷物置き場。

ガイドの紹介は18時30。明日のガイド登山は4人。ガイドは2人はすでに到着していたが、雷のため、私のガイド(ダニー)ともう一人 (トーマス)が来ていないとのこと。えっトーマス??昨日のトーマスかしら?やばいチナールロートホルンの練習をせず登りに来ているのに、、、、、トーマスって名前はきっとたくさんいるよねーねー、違っていることを祈る。19時00夕食。ガイドとは別々に食べる。気楽でよい。私以外はみんなイギリス人。みんな天気を気にしながらの食事。19時07ガイド2人到着。トーマス違いでほっとする。明日は天気が悪いから5時起床と言われる。登れないんだろうなー。外では雪が降っている。
食事はスープ、豚肉、マッシュポテト、ほうれん草のクタクタになったもの、デザート。いまいちだった。水で流すようにして何とか食べる。肉は半分残す。食事後ガイドの持ち物チェック。アイゼン(靴に 付けて確かめる)、アーネス、水(1リットル?と聞かれてそうと答えると、とても満足そうに頷く)、食料、防寒具、ヘルメット、ヘッドランプ、手袋、耳あて を確認する。
朝食はアーネスもつけて全部用意しておくようにと言われる。ガイドと窓の外を眺める。雪が降っている。明日はここでスキーができるね。なんて言っている。絶望的。ガイドは良さそうな人でうれしい。消灯のまえに眠ってしまう。夜トイレに起きたときも雨か雪の音がしている。20人部屋をガイド登山の4人だけで使ったのでゆったり眠る。
モンテロ-ザヒュッテに比べて従業員がいっぱいいてびっくり。
この頃、シャレーにはヒューさんたちが遊びに来てくれていた。そこで、NAOMIはトーマスを自慢していた。

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