登山の本
1967年2月、小西政継率いる山学同志会パーティはマッターホルン北壁の冬期第3登に成功した。厳寒のアルプスに懸けた熱き想いは、30年のときを経た今日でも色あせることはない。のちにヒマラヤの北壁を陥し、「鉄の時代」の牽引者となった小西政継の原点がここにある。
A5・237ページ・1600円
1967年にマッターホルン北壁を日本人ではじめて登った小西政継氏の記録である。私たちのレベルでは冬季に登ることなど思いもよらないが、夏にガイド登山でマッターホルンには登っており、シャモニには何度か滞在しているので臨場感をもってよむことができた。登山記録の中では文章も上手でとてもよみやすく、マッターホルンや北壁をみたことがある人には面白いと思う。
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