登山の本

マッターホルン北壁―日本人冬期初登攀(2008年1月17日)

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マッターホルン北壁―日本人冬期初登攀 (yama‐kei classics)
小西 政継
山と溪谷社 2000-03
評価

目次

  • 序文
  • 北壁との闘い
  • 山への憧れ
  • 冬のスイスへ
  • ツェルマット
  • 北壁への準備
  • 岩と氷と寒気の闘い
  • 装備と食糧について
  • 冬季アルプス登はんについて
  • マッターホルン北壁テクニカルノート
  • 鉄の時代への進展

内容

1967年2月、小西政継率いる山学同志会パーティはマッターホルン北壁の冬期第3登に成功した。厳寒のアルプスに懸けた熱き想いは、30年のときを経た今日でも色あせることはない。のちにヒマラヤの北壁を陥し、「鉄の時代」の牽引者となった小西政継の原点がここにある。

体裁・税抜き価格

A5・237ページ・1600円

感想

1967年にマッターホルン北壁を日本人ではじめて登った小西政継氏の記録である。私たちのレベルでは冬季に登ることなど思いもよらないが、夏にガイド登山でマッターホルンには登っており、シャモニには何度か滞在しているので臨場感をもってよむことができた。登山記録の中では文章も上手でとてもよみやすく、マッターホルンや北壁をみたことがある人には面白いと思う。

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