アイガー[Eiger/3970m]
アイガー[Eiger/3970m]の概要
ガイド
スイスのベルナー・オーバーラントにある山。標高3970m。その北壁はマッターホルン、グランド・ジョラスとともに、登攀(とうはん)の困難なアルプス3大北壁とされている、北壁は、ほとんど垂直の氷壁で、標高差は1800m、これまで50人余りの登山家が犠牲になっている。北壁以外のルートからの初登頂は1858年に達成されていたが、北壁をはじめて征服したのは1938年、オーストリアのH.ハラーらのパーティである。アルプス登攀史上もっとも大きな出来事とされている。また、ミッテルレギ稜は、1921年夏、日本の槇有恒と現地のガイドで初めて登られた。その成功は、日本の登山に大きな影響を与えた。また、現在は建て替えられたが、旧のミッテルレギヒュッテは、槇の寄付によって建てられ、今はアイガーグレッチャー駅近くに保存されている。
案内
一番よく使われている登頂ルートはミッテルレギ稜(東稜)である。これは、ユングフラウ登山鉄道のアイスメーアで下車し、氷河と岩場を越えてミッテルレギヒュッテで1泊し、翌早朝にミッテルレギ稜、グランド・ツルム等を経由して頂上に達し、アイガーヨッホ、メンヒスヨッホ経由でユングフラウヨッホに抜けるコースである。難易度はADとされている。
コメント
グリンデルワルトのガイドと共に2004年7月にミッテルレギ稜経由で夫婦ともに登頂できた。モンブラン、マッターホルンに比べると、人が少なくクライミングを楽しむことができた。また、頂上は4000mに届かないので事前にメンヒなどに登っておけば、高度順応的にも楽であった。岩山というイメージだが頂上は美しい雪稜であり、今でもアルプス登山の中での最も素晴らしい思い出である。なお、この山の登山情報は、有名な山なのにアルプスの他の名峰に比べると非常に入手しにくい。それはこの山の標高が4000mより低いので日本で山と渓谷社の「アルプス4000峰登山ガイド」に掲載されておらず、洋書でもなにかと4000m峰でないということで情報が省かれていたりする。これほどの山なのでわずか30mの差などどうでもよくおまけで載せてくれればよいのにと思った。
アイガーのデータ
項目 | 内容 |
---|---|
標高 | 3970メートル |
登山難易度 | ミッテルレギ稜はAD |
初登頂年 | 1858年 |
初登頂者 | チャールズ・バリントン |
頂上からみえる周辺の山 | ヴェッターホルン、メンヒ、ユングフラウ |
アイガーの展望ポイント | グローセ・シャイデック、フィルスト、グリンデルワルト、クライネ・シャイデック、ミューレン、シルトホルン |
アイガーのリンク集
関連リンク
ウィキペディア日本語版Wikipedia
SummitPost
たぬたぬのコンテンツ
関連登山記録
TADA、メンヒ登頂TADA、アイガー登頂
たぬ、アイガー・ミッテルレギ小屋へ
たぬ、アイガー登頂
アイガー[Eiger/3970m]の写真
アントゼーヴェンに映るアイガー(夏)
アイガー頂上とメンヒ、ユングフラウ(夏)
シルトホルンからのアイガー(冬)
クライネ・シャイデックからのアイガー(冬)
アイガー[Eiger/3970m]の地図及び航空写真
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