サン・ジェルマン・デ・プレ周辺をお散歩（1999年5月20日）

教会や広場などを観光

セーヌ左岸のおしゃれな街。オルセー美術館にストライキで入れなかったので散歩をする。この地区にドラクロワがサン・シュルピス教会の壁画を描くために借りた（1863年から没するまで住んでいた）アパルトマンがあり、今は美術館になっている。ここはストライキをしていなかったので入ることが出来た。「民衆を導く自由の女神」のデッサンがある。

サンジェルマン・デ・プレ教会 Eglise St Germain des pres 　現存するパリ最古の教会。558年に建てられた修道院をその起源としている。三角屋根の鐘楼と本陣はパリ最古のロマネスク様式で、11世紀のもの。

サン・シュルピス教会 Eglise St Sulpice 　6世紀の教会。16世紀から1世紀半かけての大改装で高さ34m奥行113mの現在の規模に。入り口右にドラクロワの壁画がある。（製作に12年もかかっている。）フランスでも最大級の大きさの寺院。

サン・シュルピス広場 　ヴィスコンティ作の噴水。

リュクサンブールの公園と宮殿

リュクサンブール公園と宮殿 Jardin et Palais du Luxembourg 　パリで一番美しいと言われる公園。25haの庭園。宮殿は王妃マリー・ド・メディチが建てさせた。現在フランス上院が入っている。 　確かに、落ち着いた雰囲気の美しい公園であった。

リュクサンブール公園の小道 　ドラクロワ、スタンダールらの彫像が置かれている。

サン・ジュリアン・ル・ポーヴル教会 Eglise st Julien le Pauvre 　12世紀後半の小さな教会。13～16世紀はパリ大学の集会所。現在はギリシャ正教会。

パンテオンとローマ時代の競技場

パンテオン Pantheon 　1744年、ルイ15世が病気の回復を神に感謝して、ギリシア様式とゴシック様式を取り入れて造らせた。現在ヴィクトル・ユゴー、ルソー、ヴォルテールらが地下に眠る。83mのドームは、物理学者フーコーが地球の自転を証明する振り子の実験を行なった。

パンテオンのレリーフ 　ダヴィッド・ダンシェ作

リュテス円形競技場 Arenes de Lutece 　1870年に発見。古代ローマ競技場を手本に建設され、2～3世紀のものといわれる。

モスクと植物園

モスク La Mosquee

植物園 Jardin des Plantes 　13世紀にシテ島の王立薬草園を移したもの。