ロンメル装甲師団1941
連合軍部隊組織
第8軍──第30軍団──第7機甲師団──第7機甲旅団
──第22機甲旅団
──第7支援集団
──第1南アフリカ師団
──第2南アフリカ師団
─────────第4機甲旅団
─────────第22機械化旅団
──第13軍団──第2ニュージーランド師団──第4ニュージーランド歩兵旅団
──第5ニュージーランド歩兵旅団
──第6ニュージーランド歩兵旅団
──第4インド師団──第1機甲旅団
──第5インド歩兵旅団
──第7インド歩兵旅団
────────第70歩兵師団──カーパシアン
──第22機甲旅団
────────────────────第11インド歩兵旅団
>枢軸軍部隊組織
アフリカ装甲集団──アフリカ軍団──第15装甲師団──第8連隊
──第115連隊
──第21装甲師団──第5連隊
──第104連隊
──第90軽装甲師団──第115連隊
──第361連隊
──イタリア第20軍団──第101トリエステ師団
──第132アリエテ師団──第8連隊
──イタリア第21軍団──第17パヴィア師団
──第25ボローニア師団
──第27ブレシア師団
──第55サヴォナ師団
──第102トレント師団
このシナリオは「クルーセイダー作戦」の中盤以降の戦いを再現するシナリオである。トブルクは連合軍によって解放され、アフリカ軍団はバルディアで第132アリエテ師団は国境地帯で補給切れになっている。枢軸軍は、10個師団のうちドイツ軍全部隊を含む6個師団が補給線を切断されており、大ピンチといえる。
はっきり言ってこのシナリオの枢軸軍側はプレイするのにモラルチェックが要る。劣勢なのはかまわないが、攻勢能力を持つほぼ全ユニットが最初から補給切れでそのくせ攻撃しないと勝てないというのだから。自分の作戦の失敗なら仕方がないが最初から補給切れというのは。大体私は補給切れにさせるのは好きでもされるのは大嫌いなのである。最初からその状態ではやる気がでない。
さて具体的な作戦だが、当然、補給線の回復が第一目標である。第55サヴォナ師団には、国境要塞付近で足止めのための捨て石で時間を稼いでもらい、その間に第15・21装甲師団と第132アリエテ師団でシディ・アゼイスを攻略する。おそらく1日では無理だが、2日あれば可能だろう。トブルク付近でも第17パヴィア師団にエル・アデム付近を支えてもらい第101トリエステ師団にはビル・エル・グビ経由でエル・グデナットに向けて攻勢をしてもらう。第101トリエステ師団だけでは明らかに戦力不足であるが軍団直属の戦車部隊ぐらいしか支援にはつけられない。エル・グデナットとシディ・アゼイスを占拠したら、東と西から手を結ばせて補給線を回復させる。
しかし、ここまでの作戦で回復できるのはバルディアと国境方面の4個師団のみでありトブルク東側の海岸沿いで包囲されている第90軽装甲師団と第25ボローニア師団の補給は回復できない。これらの部隊を助けるにはバルディアあるいはガンブットから小部隊で簡単に足止めされる海岸道路を使って進撃するか、断崖で細かく区切られ、岩場が多いシディ・レゼク、エド・ドゥダ付近を第7機甲師団や第2ニュージーランド師団を撃破しながら進まなければならない。シナリオ5日間のうち、3日目に始めたとしてもシナリオ終了時までに連絡できるかどうかである。しかも、この作戦に投入できるのは最大でも2個装甲師団のみである。第132アリエテ師団は壊滅した(しているであろう)第55サヴォナ師団の穴埋めで第4インド師団とシディ・レゼク、カプッツォ砦付近で防戦に手いっぱいであろうし、第101トリエステ師団はガブル・サレーフやエル・クアスク方面から北上する第1南アフリカ師団や連合軍機甲部隊の迎撃にあてねばならない。
しかも補給線を回復すれば枢軸軍は勝てるというわけでもない。リビア・オマールとハルファヤ峠はほぼ確実に連合軍に奪われてしまうのに対し、枢軸軍はエル・グデナットとシディ・アゼイスくらいしか初期には占領できないであろう。部隊の被害次第で勝敗はどう転ぶかわからない。
ここまでで書くと嫌になってくる。大体、どうやったらシディ・レゼクやエド・ドゥダのように攻めがたく守りやすいところをあっさりと占領されるんだ。まわりじゅう、岩場と断崖だらけなのに。そう、このシナリオで一番いやなのは、懸命に補給線を回復させたところで今度はこの攻撃側にとっていやな地域に強力な部隊が守っているのがわかりながら攻撃するしかないという点なのである。というわけでモラルチェックに失敗したのでプレイレポートをその気になるまで延期します。
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