ロンメル装甲師団1941

シナリオ6「クルーセイダー作戦」枢軸軍後半(1998年2月28日)

11月26日

補給レベルは、第17パヴィア師団、第25ボローニア師団、第27ブレシア師団、第55サヴォナ師団は「防御」。アフリカ軍団、第15・21装甲師団、第90軽装甲師団、第5、8(独)、104、105、155、361連隊は「攻撃」。残りは「標準」。

第43ターン

イタリア第20軍団直属の装甲部隊は連合軍の第8軍司令部を壊滅させ、海岸道路のマップ東端まで制圧下に置いた。これにより、マップの東端部分はすべて枢軸軍の支配下となった。また、第101トリエステ師団はブクブクの攻略に成功し、トブルクを除く全拠点を制圧したことになった。こうした成果によってもはやイタリア第20軍団の直属部隊の戦力はエジプト方面では必要なくなり、トブルク方面へ移動させることにした。前日に移動を開始した第132トリエステ師団は部隊の集結に手間取っており、未だソファフィ南西付近に有る。

ドイツ軍主力は多数の司令部を破壊しつつ、北西に進撃し、先頭部隊は海岸から6ヘクスにまで到達した。またブクブク南方では連合軍砲兵の大部隊を捕捉することに成功した。

トブルク方面では強力な砲撃が第27ブレシア師団の戦線に浴びせられた後、歩兵4、機甲1の5個大隊の連合軍が要塞内から突出してきた。前日とは異なり、第27ブレシア師団の補給レベルは「防御」でしかなく、砲撃でかなり痛めつけられており、今回は突破される可能性もある。しかし、包囲線を突破してもガザラ方面への道路には後方に砦を構築中であり、後方には機動予備として弱体ながら第102トレント師団が布陣している。突破はされても致命的な突破になる確率は低いであろう。

第43ターン戦況図トブルク西方での連合軍の再攻撃。戦線後方にいるのが第102トレント師団

 

第44ターン

エジプト方面で枢軸軍は連合軍砲兵を中心に8ユニットを破壊した。今日中には、同方面の第29インド旅団以外の連合軍の掃討を終える予定であるであろう。夜にはイタリア軍で最後に残った第101トリエステ師団もトブルク方面へ移動させる予定である。第29インド旅団もハルファヤ峠の第55サヴォナ師団とドイツ軍主力が挟撃すれば明日中には壊滅させることができるであろう。

第44ターン戦況図第44ターン終了時のエジプト方面

トブルク西方では連合軍が包囲線に対する攻撃を行ってきた。枢軸軍はロンメルを投入し、新たに到着した第102トレント師団の砲兵部隊も含めて懸命の支援砲爆撃を行い、5対1以下の比率しかたたずにこれを失敗に終わらせ、連合軍は退却した。しかし、連合軍攻撃部隊の被害は4パーセントにすぎず、 16パーセントの損害を受けた枢軸軍の陣地守備隊に比べて被害は軽微である。現状の戦力では次回の攻撃を支えることはできないであろう。

第45ターン

ドイツ軍はエジプト方面で攻撃を続行したものの、前面の敵を完全に撃破することはできなかった。この失敗によりドイツ軍のエジプト方面への移動は 1日遅れるであろう。連合軍の残存部隊は思ったよりもしぶとい。第132アリエテ師団とイタリア第20軍団は、ソファフィの南西に部隊をまとめることを終えた。第101トリエステ師団もソファフィ付近に集結中だが一部部隊がブクブク南方で連合軍掃討戦に参加しているので集結が完了するのは明日になる見込みである。

トブルク西方では要塞線から出ている部隊に砲爆撃を行い、かなりの損害を与えた。しかし第27ブレシア師団の包囲線にも敵の砲爆撃があり、2割以上の損害を受けてしまった。

第46ターン

エジプト方面ではドイツ軍の攻撃によって敗走した連合軍の3個大隊が補給線を塞いでしまい、ドイツ軍の第90軽装甲師団の一部はこれに対し夜間攻撃を加えて壊滅させ、補給線を回復させた。

第47ターン

トブルク西方で要塞の外に出ている連合軍に対して砲撃を加え、一定の損害を与えたものの、こちらの砦は砲撃でぼろぼろになっている。

第48ターン

何もせず、疲労混乱の回復に努めた。

11月27日

補給レベルは、第25ボローニア師団のみ「防御」。残りは「標準」。

第49ターン

物資の備蓄がそろそろ不足気味になってきたので攻撃レベルの補給を与えるのを中止する。トブルク付近で戦闘が行われており、付近の部隊の補給を節約できないのは痛い。

エジプト方面ではいよいよ残る第29インド旅団を包囲し、攻撃態勢を整えた。トブルク西方では、第27ブレシア師団の包囲線を突破すべく、連合軍の4個大隊が突出してきた。おそらく今日は支えきれないであろう。

第49ターン戦況図エジプト方面の連合軍を掃討中のドイツ軍主力

第50ターン

砂嵐のため航空支援がこのターンから明日まで行えないが、かまわず攻撃を続行する。エジプト方面で枢軸軍は連合軍5ユニットを破壊した。これで残るは第29インド旅団司令部と自動車化歩兵2個大隊であり、その3ユニットも追いつめて包囲している。戦闘に参加していないドイツ軍部隊は休養とトブルク方面へ移動するために再集結を開始しつつある。トブルク方面へ移動しつつあるイタリア軍は道路が渋滞し、トブルク付近に到着するのは明日の夕方になるであろう。

トブルク西方の第27ブレシア師団の包囲線の陣地が連合軍の攻撃によってついに奪取されてしまった。まだ第2線陣地があるものの、明日には包囲線は突破されてしまうであろう。機動予備の第102トレント師団を火消しのためにすぐに投入するか、あるいはわざと連合軍に突破させ、深く引き込んでからエジプト方面からのイタリア軍2個師団の増援を待ち反撃するか。そろそろ決断する必要があるだろう。

第51ターン

エジプト方面では全砲兵とロンメルを投入して最後の連合軍スタックを全力攻撃し、3ユニットを壊滅させた。これでエジプト方面に連合軍の姿はなくなった。トブルク方面へ移動中のイタリア軍は第132アリエテ師団がビル・エル・グビ付近、第20軍団がエル・グデナット付近、第101トリエステ師団がガブル・サレーフ付近に達した。

トブルク西方では、連合軍の攻撃部隊がトブルク包囲線の第2線陣地に対して早くも攻撃を開始してきた。かろうじて撃退したものの攻撃側だけでなく防御側にも大きな損害が出た。

第52ターン

トブルク西方で連合軍は第27ブレシア師団が守る包囲線の第2線陣地に夜間攻撃を行ってきたが、ロンメル直接指揮の下でこれを撃退し、攻撃部隊に大損害を与えた。

エジプト方面から移動中のイタリア軍は、第132アリエテ師団はトブルク包囲線南のエル・アデムに到着し、第20軍団と第101トリエステ師団はビル・エル・エッセム付近にある。これらの2個師団強が到着すれば、トブルク攻略は無理としても包囲線を破ろうとする連合軍のあらゆる攻撃を撃退するに足る兵力を枢軸軍はトブルク付近に持つことになる。

ハルファヤ峠付近で連合軍のエジプト方面の軍を壊滅させたドイツ軍は、部隊を再編成した。明日28日早朝に連合軍に増援の第2南アフリカ師団が到着する可能性があるので明日一杯はこれに備え、もし第2南アフリカ師団が現れなければ明後日にはトブルクへ移動する予定である。

第53ターン

補給が届きにくい一部の部隊を除いて休養に専念した。

第54ターン

何もせず、疲労混乱の回復に努めた。

11月28日

 補給レベルは、第25ボローニア師団のみ「防御」。残りは「標準」。

第55ターン

ドイツ軍3個師団はハルファヤ峠周辺からトブルク方面に移動を開始した。ソルーム経由でエド・ドゥダ東方に集結させる計画である。トブルクの包囲線維持がそろそろ危なくなってきたのと、もはやエジプト方面は仮に第2南アフリカ師団が登場しても補給切れ状態であろうし第55サヴォナ師団でハルファヤ峠は支えられると判断したためある。トブルクを陥落させればもはや勝利は決定的である。

しかし、大量の部隊が1本の道路に集中したため渋滞が発生し、先頭はガンブット付近にまで達したが最後尾はまだハルファヤ峠の東でうろうろしている。

トブルクでは砲撃戦が続いているが、西方戦区に続々とエジプト方面から部隊が到着して枢軸軍の砲撃力が増加し、連合軍にも一定の被害を与えることができるようになった。

第56ターン

トブルクに向けて移動中のドイツ軍主力はガンブット付近に集結することに成功した。

第57ターン

どうやら今日中にはドイツ軍の再配置は終了しそうである。29日にはエド・ドゥダの北西2ヘクスの地点のトブルク防衛陣地にドイツ軍の全力を集中して防衛線を突破し、トブルク陥落を狙うという作戦を立案する。

ドイツ軍はエド・ドゥダ東方にほぼ全軍が到着した。イタリア軍のトブルク西方への集結もほぼ完了し、総攻撃の体制は整いつつある。

第58ターン

トブルク総攻撃の準備は整った。あとは朝を待つのみである。

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