グリンデルワルトとツェルマットでスキー(2001年冬)

イタリア・チェルヴィニアへ国境越えスキー(2002年1月 8日)

トロッケナーシュテークから氷河ゲレンデをみる

トロッケナーシュテークから見たテオドール氷河Theodulgletscherの上に作られているゲレンデ。
幅がとても広く、斜度も緩やか。雪不足の今年でも、ここだけはたっぷり雪がある。(あたりまえか?)

クラインマッターホルン展望台へ

天気は本日もピーカン(快晴)。7時45分に別荘を出て、ゴンドラ乗り場へ向かう。まだ暗いが、登校時間のようで子供たちがたくさん歩いている。 8時前に乗り場に着き、マッターホルンチェルビニア地区のスキーパスを買う。スキーパスは磁気で、かざすだけで通過できる。グリンデルワルトのは感度が悪く、なかなか反応してくれなかったが、こちらのは感度がよく、すぐに通過できてとても便利。

8時からレンタルスキーの店がオープンするので、板を借りる。グリンデルワルト(良い板と靴をを借りた)では靴が一度でぴったりだったが、今日は3足履いてやっと見つかる。スキー板はスタンダードクラスにする。滑ってみると違いはあった。グリンデルワルトでは、板も靴もすばらしく、自分のを持ってくるのは、、、、と思ったが今日は、やっぱり靴は自分のもののほうが良いかもと思う。でも、これでも十分だけど、、、

ゴンドラが8時20分に動き出し、ロープウエーを2度乗り換え、40分後には3820mのクラインマッターホルンの駅に到着。

通路を通り、まずは展望台へのエレベーターに乗る。

階段を少し上り、展望台へ。
スキーの板を持って通路を歩くだけで息が切れるかと思ったが意外と平気だった。

誰もいない。すばらしい景色を独り占め。

真横に、雪のベールをかぶった、ブライトホルン。ゴルナグラードから見たときは、そんなに美しいとは思わなかったが、今日はすばらしい。

ダン・ブランシュは角度的にここからが一番よい。

形をかえたマッターホルン。

はるか向こうにユングフラウ、メンヒ、、、、すばらしい。たった40分でこんな景色を見ることが出来るとは夢のよう。
モンブランも見える(このときには夏に登るとは思わなかった)

クラインマッターホルン展望台には十字架がある

テオドール氷河を滑る

20分ほど景色を楽しみ。 次は、スキー!ほとんど誰もいないゲレンデを気持ちよく滑る。氷河の上を滑るなんて、、、高度が高いため心配していたが特に息が切れたりはしなかった。とても広く、緩やかなバーンを好きなようにシュプールを描きながら、クルーズ。アー気持ちが良い。左にマッターホルン、左にヴァイスホルン、、、、山々に向かってのクルーズ。幸せ。

途中のTバーに初挑戦しようと思うが、乗る人がいないため、参考に出来ないのでトロッケナーステークまで滑る。爽快。朝が早く、バーンが少し硬かった。
写真は、少し滑ったところから見た、クラインマッターホルン。頂上に展望台が見える。

さあ、とうとうTバーリフト初体験。無謀かと思いつつ、マッターホルンの尾根まで登る2600mのリフトに乗る。ひとつ目はTバーをつかみ損ねて、失敗。二つ目に何とか成功。やったー。しばらく進む。ちょっと余裕が出てきて、腕時計を見たりもぞもぞ動く。油断したせいか、雪面にエッジがひっかかり、落馬。後ろに人がいなくて良かった、、、、。そのままコースへ出て、もう一度トロッケナーステークまですべり再度挑戦。今度は3台目をうまく尻の下にもって行くことが出来て成功。今回は、最後までうまくいく。よかった。しかし、Tバーリフトは寒いから、もう乗りたくない思う。

チェルヴィニアへいくためにもう一度ロープウエーに乗ろうと思い、滑る。マッターホルンの近くを滑ろうと思っていると、トロッケナーシュテークへ行くつもりが、フルックまで降りてしまった。4人乗りリフトでGartenまで上り、次こそ、トロッケナーシュテークに向かう。しかし、向かったつもりが、ロープウエー乗り場の下に滑り降りてしまう。自分の足で少し登ってみるがしんどいので、また、Tバーリフトに、今回は係りの人が手伝ってくれて、(それでもひとつ目は失敗)乗れる。

次はJバーリフトに乗り継ぎ、JバーはTバーと思って乗りに行くとバーが無いのでびっくりしていると、係りの人が出てきて、Jバーを引っ張りでしてくれる。これも、1本目は失敗。2本目を股にはさむ。私はTバーよりJバーのほうが好き。しかし、これほど失敗を繰り返すとは、、、、あー不器用。

次は、Tバーの乗り継ぐ。今回は経験もつんだし、うまくいくだろうと、後ろに人がいたけれども、気にせず、乗り場に立つ。しかし、またまた失敗。2本繰り返す。後ろの待っている人に、先に行ってもらう。後ろに待っていた5人が乗ってから、気を取り直して再挑戦するつもりだったが、最後の一人が(イギリスから家族できているおじ様)「私と一緒に乗る?」と声をかけてくださるので。喜んで隣に並ぶ、つもりが転んでしまい、助け起こしてもらい、何とか一緒にTバーに乗ることが出来た。あー情けなし。親切なおじ様ありがとうございます。彼もチェルヴィニアへ行くつもりのようで、あちらは雪がとてもいいと教えてくれる。楽しみ楽しみ。

イタリア・チェルヴィニアへ国境越えスキー

このリフトを降りると、スイスとイタリアの国境ラインに到着。(ロープウエーでクラインマッターホルンへ上がっていればこんな大変な思いをせず(普通の人にとっては何も大変ではないことと思うが、、、、)、イタリア側に渡れるはずだが、でも、TバーJバーを体験出来てよかった。

さあ、イタリアへの国境越えスキー。確かに、スイス側よりも、(とりあえず今回に関しては)雪がよい。とても気持ちよく滑る。マッターホルン(イタリア名:モンテ・チェルヴィーノ)も形を変え、こちらの景色もすばらしい。無事にチェルヴィニアに到着。

ゴンドラ・ゴンドラ・ロープウエーと乗り継ぎ、国境ラインへ。一本目は写真を撮りつつ、下りたので、今回はノンストップでチェルヴィニアへ。ゆっくり下りて約20分。上りもスムースに乗り継ぎが出来たので、下って上って1時間。

チェルヴィニアの町。 上にそびえているのはマッターホルン。全然形が違う。

TADAとの待ち合わせが2時から2時半に、トロッケナーシュテークなのでスイス側をトロッケナーシュテークまで滑る。まだ少し時間があるのでロープウエーでクラインマッターホルンへ。氷の宮殿(氷河の中に入れる)を急いで見て、待ち合わせのトロッケナーシュテークへ。2時20分TADAとNAOMIはもう、待っている。

TADAとNAOMIとトロッケナーシュテークで合流

モンテ・ローザが美しい。

しばらく遊んで、TADAがクラインマッターホルンの展望台へ、その間、NAOMIと雪遊び、NAOMIは、どんどん雪の遊び方を学んでいる。TADAが戻って、また交代で、私が3時50分のロープウエーで上り、本日最後のクルージング。何度滑っても気持ちが良い。景色は良いし、人は少ない。バーンは広い。しかし日が暮れるのが心配なので早々に下りる。でも景色がきれいなので写真も撮りたい。ジレンマ。

トロッケナーシュテークから下は、急にコースが狭くなる。そして、フルックまで下りると、なんとコース表示が黒(上級)(きちんと確認していない私が悪いが)やめてーと思いつつ下りる。所々アイスバーンになっていて怖いが、コースの幅がある程度あるので斜度は少しあるが、何とか滑れる。フーリまで着くとコース表示が赤(中級)に戻るのでほっとする。しかし、コースの幅が狭く所々アイスバーンになっているのでさっきまでより恐ろしい。と思い緊張しながらも、何とかツェルマットに17時少し前に到着。

他の山も美しい。

フー。たくさん滑れて楽しい一日でした。ありがとうございました。疲れきった体に鞭打ち、スキーを担いで宿に向かう。宿に着くと、TADAとかわいいNAOMIが迎えてくれる。幸せ。

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