グリンデルワルトとツェルマットでスキー(2001年冬)

クラインマッターホルンの氷河ゲレンデ(TADA)(2002年1月10日)

早朝からクラインマッターホルン展望台へ

今日は午前中、TADAがクラインマッターホルンのスキーを楽しむ。 私はNAOMIとお留守番。久しぶりにゆっくりNAOMIと部屋の中で遊ぶ。NAOMIは物を隠すことを覚え、絵本をソファーの中に入れてしまう。この旅行中にもどんどん成長していてとても面白い。どんどん話す単語が増えている。いたずらもふざけるのも大好き。

(以下TADA)朝のクラインマッターホルンは空いていた。数少ないロープウェイの客もすぐに氷河ゲレンデへ向かい滑り出してしまう。エレベーターと階段を使って展望台(3885m)に登ったのはわずか2~3人であった。   

エレベータを降りてから展望台へ登る階段。すごい風で寒い。岩峰の上なので階段から外れて落っこちたら、絶対に助からない。かなりの迫力である。

冬のアルプスの日の出は遅いのでイタリア側には日の出直後のような美しい雪原を見ることができた。

目と鼻の先にはブライトホルン(4165m)の山頂がある。みていてあれなら登れそうかなとも思う。

はるか遠くにはヨーロッパ・アルプス最高峰のモンブラン(4807m)を見ることができた。間にイタリアをはさんでみているので有名なフランス側からの優美な感じはない。まさか数ヵ月後ここに登ろことになるとは・・・。

山全体がスイス国内にある山の中では最高峰のドム(4545m)

右はブライトホルン頂上のアップ。下はカスター・ポリュックスへと続く稜線

クライン・マッターホルンのロープウェイ駅から氷河上に出るための地下通路

氷河ゲレンデをトロッケナーシュテークへ滑る

地下から地上に出るとクライン・マッターホルンの展望台がはるか上に見える。下はこの出口近くにある氷河の中をくりぬいて作られた氷彫刻の美術館

緩斜面を絶景を眺めながら気持ちよくイタリア側に向かって滑る

チェルヴィニアへと向かうコース案内板。たぬも行ったことだし、今回はパス。でもイタリアには行ったことがないので国境越えてしまおうっと。よしイタリア入国・出国完了。これで行ったことがある国がひとつ増えたワイ。

上が国境ラインのテスタ・グリジアにある施設(レストラン・ゴンドラ駅)。厳密にはイタリア。

ツエルマットの方へ進路を取って気持ちよく滑る。

広々として気持ちよすぎる。マッターホルンは刻一刻と角度が変わることにより、形を変えていく。スケールが大きくて、まったく衝突の心配もないのでつい横を見ながら滑ってしまう。

夏にはハイキングの目的地や経由地にもなるガンディックヒュッテ。お茶でも飲もうかと思ったがまだ営業開始していなかった。

美しい山や氷河を堪能しながら、滑りつづける。ほとんど人がいない。

トロッケナーシュテーク(2939m)に到着せり。少し登りがあるがワイヤーが動いていて、つかまると引っ張りあげてくれる。

ツエルマットの氷河上のスキーを象徴する眺めである。ロープウェイがクライン・マッターホルンへあがっていく。テオドール氷河が一望にでき、あそこを滑ってきたのかと感慨を新たにする。ここは夏でも滑れるらしい。

トロッケナーシュテークからフルグへ滑る

マッターホルンの壁はすごく迫力がある。東壁だと思うが、ほんとに壁である。雪もついていないところが多い。

フルグ(2432m)まで滑り降りて5連の芋虫ゴンドラでシュヴァルツゼー(2581m)に上がる。

シュヴァルツゼーからツムット経由フーリへ滑る

シュヴァルツゼーは予想したより、はるかに素晴らしい眺めであった。モンテローザ氷河とモンテローザも良く見える。

なによりもマッターホルンに近く、迫力ある岩の壁を肉眼でも確認できる。

ゴルナーグラード・モンテローザ方面の眺め

しばらく、眺めを楽しんでから、ツムットの集落近くを通るロングコースを通って、フーリへ向かう。林の中が多いが、非常に楽しく、安全なコースである。

人が少ないので好きにすべることができた。

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