モンブラン登山とシャモニー周辺ハイキング(2002年夏)

メール・ド・グラス氷河でトレーニング(たぬ)(2002年7月27日)

グランド・ジョラスとメール・ド・グラス氷河

グランド・ジョラスとメール・ド・グラス氷河

メール・ド・グラス氷河でトレーニング

今日は私のトレーニング。モンタンヴェールに向かう駅に8時に集合。しかし、用具のレンタルをする人がいて、お店が8時半にしか開かないため9時の電車に乗車することになる。私たちは三人で出かけ、モンタンベールに向かう駅の横の公園でNAOMIを遊ばせ、私だけがモンタンヴェールへ向かう。バイバーイ。

モンタンヴェールで初めて氷河の上を歩き、クレパスを間近で見る。クランポンを付けトレーニングが始まる。クランポンをつけて初めて歩く。雪にクランポンが刺さりとても気持ちがいい。こんなに気持ちの良いものとは想像していなかった。坂を登ったり、下ったり、急な坂を登ったり、TADAに脅されていたが、とても楽しいレッスンだ。

2人のガイドに9人の客。私以外は皆カップル。アーネスを付けザイルを結びアイスピックを使って、壁を登る。とても面白い。TADAの話と違うのは、きっと私のグループは全員ノーマルルート登山でTADAのグループには縦走ルートの人が混じっていたからだろう。

明日のモンブラン登山のことをガイドに話してもらう。TADAのガイドは、「荷物はとにかく軽くするように、カメラは大きすぎる。クランポンの袋は置いてくるように・・・」と言っていたらしいが。私たちのガイドは軽くするようにとは一言も言わず、「モンブランはアイスピックとストックがあるといい。ガイドの昼ご飯も持ってくるように。甘いものをポケットに入れて登りながら食べるように」と言っていた。私の英語力では時々ガイドの言っていることが分からなかった、スウェーデン人の女性が私にわかりやすい英語で通訳してくださった。ありがとうございます。

とても、天気がよくドリュが美しい。明日も晴れますように!!

4時ごろシャモニに戻り、 ガイド組合で18時45から明日のミーティングがある。古風な建物のガイド組合に行く。どんなガイドだろう、いい人がいいなー。ガイド組合に行き名前を告げると、すでにガイドは待っていて紹介してくれる。キャー優しそうで素敵。名はジョエル。

開口一番、
「明日は天気が良いからエギュイーユ・デュ・ミディからの縦走はどう?」
「エ?難しくないの?」
「イヤーそんなに変わらないよ。」
(本当かなー?確か難しいと書いてあったような、、、、)ガイドはエギーユ・ド・ミディのコースへ行きたそう。うーん、まだエギーユ・ド・ミディへは行っていないし、直前に予定が変更になるのが大好きな私としては、面白そうだし、、、
「エギーユ・ド・ミディ!でお願いします。」
荷物を全部見てもらう。クランポン、アイスピック、ゴアテックのレインウェア、アーネス、500ccのペットボトル2本、手袋、フリース、ヘルメット(確認してもらわなかったがヘッドランプ、日焼け止め、飴。)昼飯はトレーニングのガイドはガイドの分も用意しろと言っていたが、要らないといわれる。カメラは大きいと言われると嫌なので、見せずに、これらとカメラ言う。軽くしろとは言われなかった。「クランポンは使っている?」と聞かれるので、「今日トレーニングした」と言うと、「それで全部?」ふーと首を少し振り、「明日は長い道のりだよ。」と言われる(実際、とても長かった)。
620ユーロの支払いをカードでお願いと言うと(宿もカードが使えず2人分ののガイド料も現金だとお金が足りない)嫌がる。しかし、そこを何とかと無理にすがり、なんとか了解してもらう。

ミーティングが終わっておもちゃ屋の前の乗り物でNAOMIを遊ばせているTADAにエギーユ・ド・ミディから登ると報告する。
「えーあなた知っているの?僕なら断る!」
と脅される。ガイドが連れて行くというんだから何とかなるんでしょ。でも、ガイドは女性が一人でのぼりに来ているので経験豊富と勘違いをしている可能性はある、、、
ガイドはよさそうな人であたりの予感ラッキー!!

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