モンブラン登山とシャモニー周辺ハイキング(2002年夏)

グーテ小屋から下山(たぬ)(2002年7月29日)

エイベックス~ニ・デーグル近くで

エイベックス~ニ・デーグル近くで

グーテ小屋の朝とニ・デーグルへの下山

少し眠ると、1時半過ぎに登頂する人たちが用意を始めたので、目を覚ます。トレーニング仲間への激励と、どんな朝食を食べているのか見に行くために食堂へ行く。外へ出ると星が美しい。きれーい。 食堂はおいしそうな甘いコーヒーの匂いでいっぱい。トレーニングを一緒にしたフランス人、スウェーデン人と話をして部屋に戻る。

今日も天気は良さそう。今から出発してモンブランからの日の出が見えると思うと、体力も気力も残っていないが、うらやましい気持ちになる。それから、ジョエルに5時20分に起こされるまで熟睡する。気持ちよかった。ジョエルは用意を済ませてから私を部屋へ起こしにきて、ライトをつけて待っている。私は寝ぼけ眼で用意をし、トイレへ行って6時50分頃出発する。朝焼けが美しい。
今日はニーデーグルの電車の駅まで降りる。

昨日の残りのペットボトルをかばんの外において置いたら、間違えて持っていかれてしまった。水も飲まず何も食べずに、ぼーっと出発する。グーテ小屋の下はいきなりすごい岩場で驚く。寝ぼけ状態では危険だ。でも、アンザイレンしているからいいかー(いけません)。

そのあとガレ場、他に人がいないから(2回登りの人とすれ違っただけ)良いが、たくさんいたら落石が恐ろしい。

そして、雪渓がある。クランポンを付けず、はまりながら下る。雪渓を下るとザイルを外す。 「早すぎる。早く行っても電車がこない(9時にしか電車はこない)。ここからは僕が前」とジョエルが先になり、ゆっくり下る。

エイベックス(仏:ブックタ)がいる。これからたくさんいるからカメラはしまうな、とジョエルが首にかけて下りる。

下から、グーテ小屋が見える。

延々と下って8時30分にニ・デーグルの駅に着く。
この道を登るのは大変だなーノーマルルートもしんどそうだな。と思う。ジョエルと話していると電車が来る。

ニ・デーグルからシャモニーへ戻る

ジョエルにアドバイスをもらうと、{岩場で手を使いすぎ、足をもっと使おう。」と教えてくれる。ガイドは荷物をきれいにしていると感心した。私もこれからはきちんとしたいなーと思う。

駅で日本語が出来るジョエルの友達と会い、おめでとうございます。縦走ルートは怖かったですか?ときかれる。日本語で祝ってもらうと一段とうれしい。
ロープウェイを待つ間、コーヒーとクロワッサンの朝食を食べる。クロワッサンがとてもおいしい。ロープウェイでレ・ズーシュへ下りると、ジョエルの妻が迎えに来ている。途中でジョエルの車に乗り換えガイド組合へ(カードの支払いを無理に頼んでいるため行かなくてはならない。すみません)支払いを済ませ、写真屋を教えてもらい、お別れする。すごく感謝しているが、私の英語では全然言葉が足らずもどかしい。最後は日本語でありがとうございました。(通じたかしら)

スーパーで買い物をしようと思ったが、とにかく、報告しようと宿へ急ぐ。帰ると早めの昼を食べている2人がいた。 ありがとう。ありがとう。戻ってからNAOMIと遊ぶと意外に元気が残っている。

買い物に出かけ、アイスクリームを食べる。モンブランという名前のがあるのでそれを頼む。とてもおいしい。

登ってからモンブランを見ると格別な気持ちになる。

達成感があり、何もかも楽しい。

私たちはこちらでサングラスを買ったがNAOMIにはゴーグルを着けていた。スポーツ店でそれでは駄目だ、サングラスが必要だと言われて、NAOMI用にもサングラスを買う。気に入ったようだ。

早めの夕飯を食べて、ベルナデットさんに登頂の報告をし、天気予報を聞いて18時45のTADAのミーティングへ向かう。どんなガイドだろう。その前に、明日から天気が下り坂であさっては雨の予報だ。どうなるのかな?

TADAのガイドは19時頃現れ、ノーマルルートの打ち合わせを始めたらしい。そこでTADAが天気が悪く曇りなら行きたくない。と言うと、天気予報を見に行き、エギーユ・ド・ミディからの縦走なら明日登頂するから行ける。という話になる。TADAも縦走コースで登ることになる。私も縦走コースのほうがいいと思っていたのでうれしい。

TADAのガイドはちょっと厳しそう。エギーユ・ド・ミディ行きのロープウエーの券も私のガイドは早く行って並んでいてくれたが、自分で早く行って並んでいなさいと言われている。自分のことなのでそれがあたりまえなのかもしれないが・・・

夜、たまった洗濯をする。久しぶりに風呂に入る。アー気持ちがいい。そのとき、ふと、私が16時半ごろグーテ小屋に着いたから、TADAの足なら日帰りも可能だなーと思う。

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コメント(1)

Koyama :

愉しく、拝見しました。
大くーロワール越えは楽でしたか。
私は2年前の7月末に行きましたが、大くーロワール越えのとき、目の前でフランス人の男性が落石に当たり死んでしまいました。
何故、大石ゴロだらけの場所で走れ走れとガイドが言うのかよくわかりました。
無事で良かったですね。

シャモニーも懐かしいです。3年連続で行きました。
登山店では神田さん夫妻にお会いになりましたか。