アイガー・メンヒ・ユングフラウ登山(2004年夏)

ユングフラウ登頂(たぬ)(2004年7月26日)

ユングフラウ頂上

メンヒスヨッホ小屋を出発して登山開始

3時45分起床。4時朝食。紅茶orコーヒーorホットチョコレートを大きいボールのような器に貰って(おかわりもした)パン、シリアル、ヨーグルト、フルーツの缶詰のおいしい食事。たっぷり食べる。快食快便でご機嫌です。

4時30分出発。20分くらい歩いてユングフラウヨッホの近くまで戻り、そこからハイキングコースを外れる。しばらくは緩やかな下り。風は無く、足音以外には何も音が無い中を歩くのは気持ちがいい。だんだん明るくなってくる。

しばらくして、登り始める。今日メンヒヨッホからユングフラウ登山をするのは私たちを含めて4組だけだった。
ルートは雪の登りと岩場の登りが混ざっている。
他のガイドは早くからクランポンを付けていて岩場で外したりしていたが、私たちは上の方まで付けずに登るので、楽だった。

明るくなってきた。

メンヒとアイガー

休憩。登ってきたルートを振り返る。

目指す、ユングフラウ頂上。あと一時間と言われる。
ここからの登りは今までより急になり、雪も深くなる。途中2・3回軽い吐き気がする。

ユングフラウの頂上

8時30分登頂。ばんざーい。
ここからは頂上からの写真。

アイガー(左)とメンヒ(右)

モンブランを見るのを楽しみにしていた(メンヒからはユングフラウで隠れている)が、雲に隠れて見えなかった。アイガーのときのお楽しみにする。

少し雲がかかっているが素晴らしい眺め。

氷河の流れがよくわかる

ラウンターブルンネンブライトホルン

眺めは良かったが、太陽はあたっていない。

ユングフラウからの下山

下り始める。中央少し下の切れ目のところが、登りの時にあと一時間と言われた場所。

途中まで、登りと同じルートを歩いていたが、ウールスはルートと違うところをしきりに何か確認している様子。しばらくすると「こちら下りる、前を向いたまま、出来る限り早く下りるように」と言われる。しかし、前を向いたまま下りるには斜度がありすぎる。後ろ向きで下りたいと言って、その代わり必死で早く下りた。すると早過ぎたようで、ちょっと待てと言われて、前向きで普通に下りることになる。

他のガイドたちは登りのルートで下っていった。
ウールスは今日は雪が硬いから大丈夫だからと言って、セラックのところを下りる。というか、落ちるというか、駆け下りる。

この斜面の右のほうを下りた(落ちた?)

10:30ユングフラウヨッホのプラトー着。ありがとうございました。

帰りにアイスパレスに寄る。

ウールスが携帯電話でガイド組合へ明日の天気の確認する。雨が降りそうなので明日のアイガーは中止。紅茶を飲んでグリンデルワルトへ帰る。
天気が悪そうで中止。ということに感動する。今までのガイド登山では翌日悪そうと思っても、とりあえず行って、翌日天候が悪かったら少し登って、今日は無理と言われる。というパターンだったので。事前にやめてくれることに、なんて良心的なんだろうと感激する。

シャレーに戻ると、かわいいNAOMIが喜んでくれる。ありがとう、おかげで登れました。

皆さんのおかげでなんとか体調も悪くならずにメンヒ、ユングフラウに登れました。
ありがとうございました。

シャレーに帰ってから、TADAとガイド組合へ行ってバボラさんと話す。明日、雨の中TADAがメンヒに行くのは可愛そうなので、明日はやめて、あさって(7/28)の朝、私がアイガーに登るのがいいと思って話すと、「明日はアイガーは難しそうだがメンヒに登るのは全然問題ないし、晴れる」と言われる。ウールスは7月30日,7月31日とマッターホルンのプライベートガイドの仕事が入っていて7月29日までと8月1日以降ならガイドが出来る。
ガイドの案は7月27日、7月28日にTADAがメンヒ・アイガーに登り、ユングフラウヨッホで交替してたぬが7月29日にアイガーを登る。” 他のガイドを頼んでもいいが、ウールスは良いガイドだったので、私はウールスとアイガーに登りたい。
TADAもこのガイドがいいと私は思う(今までも私に比べてTADAのガイド運はあまり良くない)、天気の保証もない。崩れる前に登れればいいと思う。
TADAは体調が悪いと言ってぐずっているが(この後もしばらくぐずぐず言っていた)、ガイドの案でお願いする。ガイドにとっても短期間に予定が詰まっていてきっとおいしい話だろう。

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