ヴァイスホルン登山とツェルマット周辺ハイキング(2006年夏)

エーデルワイスの丘(2006年7月28日)

エーデルワイス

エーデルワイス

TADAは6時20分に起床。たぬはお疲れのためか7時過ぎまで起きれなかった。天気は曇りだがところどころ薄日がさしており、マッターホルンも全景がよく見える。部屋のテレビでツェルマットのテレビ(Infokanal Zermatt)のライブカメラ中継を見るとロートホルンやゴルナーグラードからはブライトホルンなどが結構赤く染まって見えている。晴れの場合はかなりの確率で赤くなるとみて間違いない。

そんなに天気は良くないが、残り滞在期間はあと1週間強しかないので、天気がそんなによくなくても楽しめそうな、ロートホルンからスネガまでのエーデルワイスハイキングをすることにした。ケーブルカー・ゴンドラ・ロープウェイを乗り継いでロートホルン展望台まで上がり、コースタイムで約2時間30分でスネガに戻ってくるというコースである。2003年のときも歩いており、途中には初夏であればエーデルワイスを見ることができる。また、途中マッターホルンは見えないが、ヴァイスホルンを正面にしていつも見ながら下るという今回の旅行テーマに適したコースでもある。

疲れた体にむちうって用意を急ぎ、8時くらいにアパートを出発し、9時にはロートホルンへ着くことができた。ロートホルン展望台でしばらく周りを眺めてからいよいよハイキングに出発した。

最初は、ツェルマットと反対側のオーバーロートホルン方面に向かって下り、下りきったところでオーバーロートホルンへの登山道と分かれて、谷を下っていった。マッターホルンは見えなくなるが、ヴァイスホルンを正面にしてひたすら下っていく。しかし、1時間近く歩いたところでNAOMIがおかしくなってきた。最初は「ひ弱な」と思っていたがどうも高山病の症状のように思えた。なだめすかしたり、少し抱っこしてあげたりしたがどうにもならないのでやむを得ずTADAが背負うことにした。子供用の背負子はひとつしかなく、TAKUが占領しているので重いNAOMIをおんぶして下りるのはなかなか大変であった。

TAKUは展望台へ行くと必ずおんぶで眠る。はじめは眠いのだと思っていたが、多分、酸素が足りなくて活動が維持できないので眠るのだろう。

谷が南向きに向きを変え、マッターホルンが少しづつ見えるようになるあたりからエーデルワイスの花を見かけるようになった。10時30分から11時くらいまで次々にエーデルワイスが現れる。白くて派手さはないが近くで見るととても気品のある花だ。

NAOMIは1時間くらい背負われてからようやく復活した。元気に歩き出す。良かった良かった。NAOMIはもともとそんなに早く歩けないし、おんぶで下りていたため大変時間がかかり、スネガへの途中にある小さな集落トゥフルテンを望むベンチにたどりついたころには12時になってしまった。

バナナをかじって休憩していると雲行きが急に悪くなってきた。しばらく前からマッターホルンも含めた周囲の山々もしばらく前からまったく見えなくなっている。急いでトゥフルテンを通過し、スネガへ向かうが12時30分くらいには雨が降り出した。結局雨の中を15分くらい走ってスネガにたどりついたが結構ぬれてしまった。私は筋肉痛で足が上がらないので、みんなから遅れて付いていった。

地下ケーブルでスネガからツェルマットに戻り、アパートでパンとフランクフルトなどの昼食を食べだしたのは14時をすぎていた。なかがすいて子供たちがおかしくなるところだが、バナナなどおやつを一杯食べさせていたのでなんとか持ちこたえることができた。

この後は昼寝をしてゆっくりすごし、19時30分くらいから遅めの夕食をバルコニーで食べた。緯度が高いため、19時過ぎでも明るいので外での夕食も楽しい。天候は好転してきているようで雲の中から半分マッターホルンも顔を出している。明日はTADAがいよいよヴァイスホルンへ出発である。

ロートホルンからハイキングへ出発

スネガで地下ケーブルからゴンドラ、ロープウエーに乗り換え、ロートホルンへ

雄大な景色を楽しむ。

ロープウェーに乗り換える。

ロートホルン到着。昨日、登れなかったヴァイスホルンを見て、少しシーソーで遊ぶ。

9時10分、ハイキングに出発。

氷河が美しい。

道標を確認しながら歩く。

歩きやすい下り道が続く。

NAOMIはご機嫌でハイキング。途中でかわいい花を見つけて立ち止まる。

紫色のかわいい花が咲いていた。

昨日の朝は頂上右の雪が積もっているところの少しの下にいたんだなー。雪の上は行けなかったよー。残念。

自分たちが歩いているハイキング道の向かい側にも道がある。

10時ごろ、楽しくハイキングをしていたがNAOMIが寒いと言い出す。調子が悪くなってきた。たぶん高山病だろう。TADAがNAOMIをおんぶして、背負子に入ったTAKUをたぬがおんぶしてハイキングを続ける。

しばらくたっても、NAOMIはぐったりしている。

エーデルワイスやたくさんの花たち

エーデルワイスを見つけた。
華やかというより高貴な感じがする。

こちらの黄色と紫のかわいらし花ではハエが蜜を吸っていた。

ちょっと休憩。NAOMIのお口はすっかり回復。おしゃべりを始める。しかし、まだ自分では歩かない。

TAKUもご機嫌だ。

白くて小さいお花がたくさん咲いている。

ハイキング道が回ってマッターホルンが見えてきたが、山に雲がかかっている。

いろいろな色の花が咲いていて楽しい。

マッターホルンは雲に隠れているがツェルマットの町が良く見える。

やっとNAOMIは自分で歩き始めた。

トゥフルテン付近を歩く

トゥフルテンの集落が見えてきた。

ハイキング道をどんどん下る。

さまざまなお花。もう少し早くこればもっと多いと思う。

ハイキング道の両側にたくさんお花が咲いている。

集落トゥフルテンを望むベンチでおにぎりとバナナを食べる。

雲が怪しくなってきた。雨が降ってくるかもしれない。

スネガに早く戻ろう。急げー。

小川が流れていた。水を見ると触らないときがすまないNAOMIは早速触って、つめたーい。といっていた。

花の写真をとっていたたぬを待つ3人組。

トゥフルテンの集落がみえてきた。

トゥフルテンに到着。

レストランが営業している。寄って行きたいが雲行きが怪しいので先を急ぐ。

突然の夕立でハイキング終了

雨が降り出したー。急げー。ダッシュするNAOMI。

激しい雨が降ってきた。スネガのレストランのテラスも濡れている。アパートに戻るとしよう。

ソーセージとパンの遅めのお昼ご飯。

パクパク

TAKUは赤ちゃんせんべい。パリッ、ジワー

むしゃむしゃ。

がけの上の山小屋。標高1960メートルにあるエーデルワイスヒュッテがみえる。

マッターホルンを眺めながらテラスで夕食

今日の夕ご飯どきのマッターちゃんは半分隠れている。

夕ご飯はテラスで食べる。

トマトソースのスパゲッティとサラダ。

食べている間にマッターホルンは雲ですっかり隠れてしまった。

二人ともご機嫌。いっぱいいっぱい食べてくれた。

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