ヴァイスホルン登山とツェルマット周辺ハイキング(2006年夏)

ラインの滝と遊覧船(2006年8月 5日)

ラインの滝

ラインの滝

ラインの滝への遊歩道と滝見台

塀の銃眼から除くと滝は木などに邪魔されてそんなによくは見えない。さっさと奥にある土産物店から滝に向かう有料遊歩道(1CHF)に入った。

有料遊歩道と言うとなんとなく場所を生かして足元を見たサービスと言う感じがして印象が良くないのだが、この遊歩道については大当たりであった。料金を支払ってラウフェン城から川のほうへ出るとラインの滝とライン川を見下ろせた。いくつかの滝見台が設けられており、ゆっくりと30分くらいかけて降りていった。眺めはとても良い。もしラインの滝にラウフェン城と反対側のシャフハウゼン側から行った場合でも、渡し舟に乗って対岸のラウフェン城までの遊歩道を登ってみる価値があると思う。

ラインの滝の説明。

遊歩道を下って行く。

日本人は私たち以外いなかったが、たくさんの人が来ていた。

ラインの滝が見えてきた。

ゴーゴーと予想以上の迫力で興奮してくる。

記念撮影。

水がすごい勢いなので水しぶきが飛んでくる。

滝にどんどん近づく。

水がすごい勢いで岩に水がぶつかっている。

泳ぐのが大好きなNAOMIもここでは泳がないと言っている。

滝見物の船が運航されている。
遊覧船に乗ると滝中央の岩山に登れるようだ。

遊歩道に何箇所か展望台がある。

どんどん滝に近づいてしぶきが増えてきた。

滝の音が大きくて、大きな声で話をしないと聞こえない。

展望台の間近に滝がある。

迫力満点。

遊歩道はまだ続く。

小雨が降っているが飛沫がすごいので雨が気にならない。

滝の下から滝を見る。

飛沫が舞い上がっている。

どんどん下へ降りて遊覧船の船着場に近くなる。

川の水面近くの滝見台まで行くと激しい水しぶきでラインの対岸すら見えないほどであり、迫力たっぷりであった。滝の迫力をしばらく堪能してから、遊覧船に乗ることにした。

下のほうに見えていた岩山があんなに高くなっている。

ラインの滝遊覧船

遊覧船の乗り場は遊歩道を川の水面近くまで降りてから、左側(川の下流方向)に歩いていくとある。ラインの滝の遊覧船にはいくつかのコースがあり、はCHF6.5でのFelsenfahrt(滝中央の岩山往復)、CHF2.5のRheinuberfahrt(シャフハウゼンからバスが着く左岸とラウフェン城側の右岸の往復)、CHF6.5のKleine Rundfahrt(滝周遊)の3つとすべてを体験できるCHF11のKonbiの4つのコースがあったが、欲張りの私たちはKonbiにした。

船着場からの滝の眺め。

まず、対岸へ渡る。

滝から少し離れると水の流れは静かだ。

対岸へ渡る船は滝には近づかず、渡るだけだ。

ラウフェン城がよく見える。

遊覧船のメインの船着場はラウフェン側にはないため、12時10分くらいにまず川を横断する船に乗り対岸へ向かう。5分ほどで対岸の船着場に着いて、まず滝中央の岩山往復をする船に乗った。一番前の雨や水しぶきはかかりやすいが眺めもよさそうといういかにもうちらしい席に座る。このころになると結構雨脚が強くなってきた。12時をすぎて昼食の時間帯だが、夏休みの土曜日であるためか観光客は多い。

船に乗れてご機嫌なNAOMI。

TAKUもよく分かっていないかもしれないがご機嫌だ。

中央の岩山の階段は狭くて急だ。下るときにすれ違うのが大変だった。

岩山へ近づくにつれてさらに雨脚が強くなる。岩山の船着場につくと一番前に座っていたので急いで下りて岩山を登る階段を登り始めた。どうみても客の数に比べて階段も岩山の頂上も狭すぎるので、とにかく急ぐ。すれ違いも困難なほど狭い階段を子供を手助けしながらなんとか頂上にたどりついた。
滝の真ん中にある岩山の頂上からの迫力はなかなかであったが、後から後から人が登ってきたので頂上はすぐに満員になってしまった。雨も強いし船着場まで下りようとしたのだが、狭い階段に傘を差して登ろうという人がひしめいており、大変苦労した。なんとか降りて帰りの船に乗り込んだ。

岩山からの眺め

岩山の船着場。先に上ったので先に下りて船が来るのを待つ。

帰りの船にはすごい中国(推定であり、中国語を話す東洋人ということ。台湾や華僑かもしれない)人の家族がいた。NAOMIが船の最後尾に乗って、後ろに滝があるのを見たりしていると写真をとりたいからとゼスチャーをしてどけ(どいてくださいという感じではない)という。仕方が無いからと思ってどくとお礼もいわずに子供を座らせて写真をとらせている。ここまではまだいいのだが、写真をとりおわると今度は母親がすわって写真をとるでもないのにどかずにそのまま居座って楽しみだした。

楽しんでいる他人の子供を席からをどかしてまで記念写真をとりたがるのもすごいが、写真を撮り終わっても今度は親が(子供ならともかく)そのまま席を占拠して楽しんでしまうというあたり、小心者のジャパニーズからすると並みの神経ではないと思うのだが本人たちは悪びれない。「共産党のえらいさん関係者だから国の中では特権階級なので勘違いしているのでは?」とか「中国人の感覚では普通のことなのかな?」とか後で話したのだが、よほど恥知らずでもなければ普通の欧米人(日本人)はできないことをされてしまった。

滝以外は穏やかなので魚と鴨が幸せそうに泳いでいる。

Felsenfahrt(滝中央の岩山往復)を終えて戻って、次にのKleine Rundfahrt(滝周遊)の船に乗る。滝のまわりを周回するだけかと思っていたら、これが結構面白くて、まっしぐらに滝に向かって突っ込んでいき、水しぶきで船の前のほうはかなりぬれるほどであった。何度も滝に向かって突っ込んでくれてNAOMIは大喜びだった。
全コース乗っての感想としては、時間がなければ滝周遊のコースが船でもっとも滝に近づくため、滝の迫力をもっとも体験できると思う。ただし濡れるのは覚悟しておかないといけない。

レストランで食事を楽しんでいる人が多い。

何度も滝に近づいてくれて最後は、”もう、いい!それ以上近づくとあぶなーい。”と思うほど近づいてくれてとっても面白かった。
どれかひとつ乗るなら滝周遊コースがお勧めだと思う。

城と滝が絵になる。

たっぷりと滝を楽しんだ後、バスでラインの滝を後にしシャフハウゼンの駅に向かう。

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