サンモリッツへ（2010年12月24日）

チューリヒを早朝に出発して、チューリヒ市電、スイス連邦鉄道(SBB)、レーティッシュ鉄道(RhB)を乗り継いでサン・モリッツへ向かった。はじめて工事中でないランドヴァッサー橋を通過したが、あいにくの雪で視界は乏しかった。

トラムとスイス連邦鉄道でクールへ

時差ぼけで、早く目覚めて、眠れないのを恐れていたが、時々目覚めながらも、4時過ぎまで眠る。ムーンライトながらであまり眠れなかったのと、飛行機で眠ると、すぐに子供たちに起こされていたのが、利いている、よかった。
早く時差ぼけが取れると、その分楽しさが増える。 子供たちも5時に起床し、 昨日購入した、生野菜、パン、ハムの朝食をいただく。

5時50分にNOVOTELをチェックアウトする。この時、TAKUTAKUの大事にしているアーバンライナーネクストのTシャツを部屋に忘れてしまった。後日、問い合わせたが見つからなかった。 トラムの乗り場では、何分後にどこへ行くトラムがくるか電子表示で知らせてくれ、とてもわかりやすい。

6時6分のトラムに乗車し、先頭のかぶりつきで景色を楽しむ。背が低くてTAKUTAKUには見えないので当然のようにTAKUTAKUは抱っこをせがまれ、運転席の後ろから景色を見る。NAOMIは最後尾が好きで荷物番をしながら景色を楽しむ。

雨が降っている。

6時29分、チューリヒ中央駅に到着する。

昨日楽しんだクリスマスマーケットの会場。

7時37分、チューリッヒ発クール行きインターシティに乗車する。

TAKUTAKUは2階建てじゃないとがっかりしている。「クールへ行く路線には走っていないのよ。ベルン方面に行くのしかないから、次にグリンデルワルトへ行くときに乗りましょうね。」

クリスマスマーケットで買った、機関車で遊んでいる。

7時2分。クール[Chur]駅到着。

7時58分、サン・モリッツ[St. Moritz]行きのREに乗車する。

だんだん雪深くなる。

天気が悪いせいか9時なのに暗い。

冬のランドヴァッサー橋とアルブラ線

ソリス橋を越え、もうすぐ、ランドヴァッサー橋を通過すると思うと、胸が高鳴る。

9:00ランドバッサー橋を通過する。夏に通ったときは徐行したので、景色を楽しませてくれたのだと思ったが、工事中だったから安全確保のためだったのだ。

昨年、通過したときは工事中で赤いネットで覆われていたので、見ることができななったが、今回は初めて、全景を目にすることが出来た。満足じゃ。
しかし、天気が悪く、きれいな写真が撮れなかった。

フィリズール[Filisur]駅(標高1080m)
ダヴォスへ行く線路がここから分岐している。

ベルギューン駅(標高1372m)。ベルギューン(標高1372m)からプレダ(標高1789m)までは直線距離では約5kmだが、線路は約12.6m。倍以上の距離を走りながら、標高を417m上げていく。

この鉄道(RhB)は木材輸送に利用されている。長く、重い貨物列車を歯車のついた機関車で引っ張るのが不可能という理由でラックレールではなく粘着式レールでループ線やスパイラル線を多用して作られた。
5つのトンネル、6つの陸橋、2ヶ所の雪囲いのトンネルを通る。

5つのトンネルは下のとおりだ。
1.ゴッド・トンネルGod-Tunnel(486m)
2.プラッツ・トンネルPlaz-Tunnel(262m)
3.ラグノー・トンネルRugnux-Tunnel(685m)
4.トゥーア・トンネルToua-Tunnel(677m)
5.ツゥオンドラ・トンネルZuondra-Tunnel(535m)
4と5のトンネルは同じ場所で二重になるスパイラル構造になっている。
2のトンネル以外はすべてトンネルの中で進行方向を180度変えるので、ベルギューンの集落を何度も左右の窓から見ることができる。

ムオット駅（廃駅になっている）を過ぎるとアルブラ川を渡る小さな陸橋を何度も通り、谷のこちら側とあちら側を行ったり来たりしながら、標高を上げる。
天気が悪く、見通しがきかないが、楽しい。

陸橋を通過。夏にハイキングで通ったところだ。

通り過ぎた線路が下に見える。

雪囲いのトンネルが下に見える。

プレダ[Preda]駅(標高1789m)。
プレダ[Preda]駅を過ぎると列車はアルブラトンネル[Albula-Tunnel](5865m)へ吸い込まれていく。

そりコースの旗が掲げられている。
プレダ[Preda]はそりコースの出発点だ。

レーティッシュ鉄道でサンモリッツへ

アルブラトンネルを抜けると少し空が明るくなる。

Bever駅(標高1710m)
この駅でサメダン[Samedan]、サン・モリッツ[St. Moritz]へ向かう線路とシュクオール[Scuol]タラスプ[Tarasp]へ向かう線路が分岐している。

サメダン[Samedan]の町が見える。

サメダン[Samedan]駅に停車している機関車が可愛い。

チェレリーナ[Celerina]駅。
チェレリーナの町は可愛い小さな町だ。

チェレリーナ駅のすぐ横にはスキー場がある。ゴンドラに乗って上に上がるとサンモリッツのスキー場と繋がっている。

もうすぐ、サンモリッツ。楽しみだ。

リュージュのコースが見える。

9時58分、サン・モリッツ駅到着。

やったー。また来れた！懐かしいなと感慨深い。

サン・モリッツ駅は雪で真っ白だ。

サン・モリッツ[St. Moritz]駅前からバート行きのエンガディンバスに乗車する。

バスはドルフを経由でバートへ向かう。
超高級ホテルBadrutt's Palaceの前を通る。クリスマスツリーが綺麗だ。

10時15分、ゾンネ[sonne]で下車する。