サンモリッツとツェルマットでスキー(2010年冬)

冬の氷河急行1 クールへ(2011年1月 1日)

イン川沿いの湿原

氷河急行でサンモリッツからクールに向かった。車窓で特に印象に残ったのはチェレリーナからサメダンの間にあるイン川付近の雪原の美しさだった。

サン・モリッツからアルブラ線

初めて氷河急行に乗車する。特に乗車したいと思っていなかったが、子供たちの希望により乗車する。8時間の列車移動は長いと思っていたが、景色は素晴らしいし、イヤホンから流れる音声ガイドを聞くのに忙しい。氷河急行が人気の列車であることに納得する。

サンモリッツを出て、しばらく進んだ後右手の景色が素晴らしい。チェレリーナからサメダンの間の景色の美しさに息を飲む。木立は樹氷になっており、靄がかかって、幻想的だ。ここはイン川沿いに湿原のようになっていて夏の景色も素晴らしかった。 こんなにきれいならハイキングにこればよかった。

往路では天気が悪く、こんなに美しいとは気がつかなかった。知っていれば、滞在中に訪れたのに、残念だ。

右の車窓からも左の車窓からも、天井の車窓からも素晴らしい景色が降り注いでくる。

アルブラトンネルを抜けるとプレダ駅。まだ、そりを楽しんでいる人の姿は見られない。 谷を挟んで、あっちの山、こっちの山を行き来し、進行方向を何度も変えながら、列車は進む。今日が晴天でよかった。

雪かきが装着されている。サンモリッツからクールまでは私たちの44号車には私たち以外には誰も乗車していなかったので、右の座席、左の座席へと景色のよいほうへと楽しく移動しながら 車窓を楽しむ。

TAKUTAKUはチューリッヒで購入した列車のおもちゃをテーブル上で走らせて遊んでいる。他の3人がTAKUTAKUの相手をせず景色を眺めているのが不満そうだ。 NAOMIは景色に飽きたら遊んであげるねと言っているが、まだまだ、飽きる気配はない。

テーブルにはイヤホンとパンフレットが置いてある。イヤホンはビューポイントの音声ガイド用、パンフレットの中には乗車区間の地図があり、ビューポイントが示されている。 列車の電光掲示板にイヤホンマークが表示されると、イヤホンから音声が流れる。6番にチャンネルを合わせると日本語だ。10時2分、フィリズール[Filisur]駅に着く。ここを過ぎるとすぐにランドヴァッサー橋を通過するので、カメラの準備をする。

ドキドキしながら待つ。車掌さんがランドヴァッサーは左車窓だよと教えてくれる。

ランドヴァッサー橋、通過。

車掌さんが、席が空いているので広がっていいよ。と言ってくださるので、好きなように広がる。右にも左にも素晴らしい景色が広がっているので、右に左に移動するのが忙しい。

10時24分。ソリス橋通過。ソリス橋は短いから写真を撮るのは難しい。川の水面が遥か下にある。ソリス橋の高さは目がくらむほどだ。ソリス橋の音声ガイドはソリス橋を過ぎてから流れた。

トロッコ列車が眠っている、冬の間は出番がないだろう。

クリスマスマーケットで買った列車のおもちゃ。

クールに近づくと、大きな町に近づいたと感じる。

アローザ行きの列車。見ると、再び行きたくなる。

スイスで一番城の多い地区を通る。

城をたくさん見て、城の多さではスイス一番の場所を通り、 建物が多くなるとクールだ。クールからは進行方向が変わるので、機関車を付け替える。NAOMIは氷河急行のガイドブックを読みながら車窓を楽しむ。

TAKUTAKUよ、もっと、車窓をよく見て静かにしていておくれ。

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