フィンスターアールホルン登山とスイス中部観光(2008年夏)

ブルグドルフ・エメンタール地方の町(2008年7月20日)

ブルグドルフのコルンハウス地区

早朝にグリンデルワルトを出発して、エメンタール地方のブルグドルフの観光に行った。

ブルグドルフへ

時差ぼけで早起きなので、早朝からベルン東方のエメンタール地方のブルグドルフを観光しに行く。
ブルグドルフ[Burgdorf]は、ベルンの東、エメン川[Emme]に沿ってのびる穴あきチーズで有名な谷(エメンタール)最大の町である。周辺は牧草地や田園が広がるのどかな地域で、12世紀にベルンと同じツェーリンゲン公がが築いた街だ。中世の雰囲気を残すオーバーシュタット[ Oberstadt](上の町)と、一段下になる職人街だったコルンハウス[Kornhausquartier](穀物倉庫)地区に分かれる旧市街や高台に立つ13世紀の古城(博物館)がある。ベルン州に属し、人口は1万5千人で郡全体だと4万5千人ほどである。
ツエーリンゲン公はベルン[Bern]、フリブール[Fribourg]、ムルテン/モラ[Murten/Morat]、トゥーン[Thun]の町も築いた。どの街もとても素敵だ。

現地時間翌朝4時30分にたぬは起床し、おにぎりを作る。子どもたちは4時50分に起床。それまでぐっすり眠れたのできっと時差ぼけは少ないだろう。5時20分。グリンデルワルト[Grindelwald]発インターラーケン[Interlaken]行きのBOBの列車に乗り、おにぎりを食べる。時差ぼけがあるので早起きできる。

列車は空いている。まだ外も暗い。

早朝のインターラーケンに停車するベルナーオーバーラント鉄道(BOB)の電車

5時50分。インターラーケン[Interlaken]着。駅に人影は少ない。

インターラーケン駅に停車しているドイツの新幹線ICE

ドイツの新幹線ICE1をインターラーケン[Interlaken]駅で発見する。

ICE1と記念撮影。

子供たちは、2階建て電車のファミリーカー(子供の遊び場、電車の外壁に恐竜の絵が描かれている)を見つけ、乗りたがる。

どうして片側の電気だけ点灯しているのだろう?

スイスの電車と、ドイツの電車が並んでいる。日本では考えられないことだ。

外からたっぷりICE1を眺めた後で、乗車する。特急券や指定席券はいらないのだ。

ICE1の食堂車。まだ、営業していない。

2等の個室。とても2等とは思えない。

シートのすわり心地も良い。

ICEの2等車

個室はガラスのドアで仕切られている。

一般席にもテーブルが付いているシートがある。進行方向右側の車窓を楽しむため一般席に移る。

トゥーン湖とニーセン[Niesen/2362m]

列車はトゥーン[Thun]湖沿いを走る。湖とニーセン[Niesen/2362m]が美しい。

トゥーン[Thun]駅でレッチュベルク鉄道(BLS)に乗り換える。

かわいい列車に乗れると大喜びをして、シュッシュッシュッシュと自分が蒸気機関車になって喜びを表現しているTAKU。

ソロトゥルン[Solothurn]行きのレッチュベルク鉄道(BLS)の列車に乗車する。

赤色のボディーに白のアクセントがかわいらしい列車だ。

列車はエンメンタール(エメンタール)[Emmental]の谷を走る。広大に広がる牧草地を見ているとエメンタールチーズが食べたくなった。

リクエストストップのボタン

ローカル線なので、途中の駅はリクエストストップ。バスのように降りる駅の前にボタンを押さないと止まってくれない。リクエストストップは車掌がいるときは車掌に伝える。時刻表には×マークが記載されている。

教会の塔が見える。牧草地の緑がとても美しい。

ブルグドルフ城遠景

7時30分にブルグドルフ[Burgdorf]駅に到着した。

かわいい電車が何両も停まっている。

列車の行き先案内板

ブルグドルフ駅

ブルグドルフ[Burgdorf]駅。小さい駅だ。

ブルグドルフ旧市街観光

駅前からバーンホフ通り[Bahnhofstrasse]を南下し旧市街を目指す。

スーパーの横から階段を登って、オーバーシュタット[Oberstadt](上の町)へ向かう。オーバーシュタット[Oberstadt]には中世の建物が残っている。

新しい教会[Kirche]がある。

歴史のありそうだ建物だ。

道には誰一人いなかったが、猫が歓迎してくれる。

TAKUが上のほうにある旧市街の教会を発見する。

教会[Kirche]への案内を見つける。

案内にしたがって階段を登ると14世紀に建てられた教会[Stadtkirche]の横に出る。

教会[Stadtkirche]の時計塔。

時計塔が素敵な教区教会[Stadtkirche]だ。

水飲み場。

まだ日曜日の8時だからか町はとても静かだ。

パン屋を発見する。食糧不足になるのが恐ろしいので、急いでパンを購入する。

パン屋にはお客が二人と、店員が一人いた。ブルグドルフの旧市街で会ったのはこの三人と猫だけだった。

静かなオーバーシュタット[Oberstadt](上の町)を散策する。

シマシマ模様は昨年訪れたフリブール[Fribourg]にもたくさんあった。ツェーリンゲン公のお好みの柄なのか?

石畳の広場[Kronenplatz]。

王冠の看板。何屋だろう?帽子屋か?

アーケードがある。日中はきっとたくさんの人で賑わうのだろうが、今は一人もいない。サマータイムの8時12分は早いのだろう。

商店街。

アーケードが横の通りまで続いている。

噴水で記念撮影。

さまざまな看板がある。

商店街が続く。

オーバーシュタット(上の町)の橋からコルンハウス[Kornhausquartier](穀物倉庫地区)を見る。下のコルンハウス[Kornhausquartier](穀物倉庫地区)は職人街だったためかアーケードはない。

階段を下りてコルンハウス[Kornhausquartier](穀物倉庫地区)へ行く。

下の町(と呼ぶことにする)にもカフェがある。

鍛冶屋のオブジェがある。

下の町のはずれから教会を振り返る。

公園と遊具を発見するが、時間がないので子供たちには我慢させる。

ブルグドルフ[Burgdorf]の旧市街を足早に(1時間)観光してブルグドルフ駅に戻る。

子供たちの好きな貨物列車の機関車が停車している。これからソロトゥルン[Solothurn]へ向かう。

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