フィンスターアールホルン登山とスイス中部観光(2008年夏)
南国ムードあふれるティチーノ地方のロカルノを観光した。グランデ広場やヴィスコンティ城をめぐり、マドンナ・デル・サッソの聖所からのマッジョーレ湖を眺めた。
13時42分。ロカルノに着いた。ロカルノのティチーノ地方鉄道(FART)の駅は地下にあるので、南国の雰囲気はどこにもない。
トイレに行った後で通路を進む。
エスカレーターを上がったところに駅の出入り口がある。
外に出ると陽光がさんさんと降り注いでいる。南国の陽光だ。
ロカルノはマッジョーレ湖[Lago Msggiore]畔にあるリゾート都市。ルガーノ[Lugano]を一回り小ぶりにしたような町である。
スイス連邦鉄道(SBB)のロカルノ駅。こちらの駅は地上にある。カラフルな列車が停車している。
2階建てバス。あっちにもこっちにも乗りたい交通機関がある。
暑いのでアイスクリームが食べたい。
分かりにくいがスイス連邦鉄道(SBB)のロカルノ駅舎。駅を背にして南西に進む。
商店街をとてもたくさんの人が歩いている。流れに沿っては歩けるが、急いで抜かそうと思ってもなかなか前に出られないほどの人出だ。
ロカルノ[Locarno]の街の雰囲気は陽気な感じがする。
アーケード街にある食料品店。駅から商店街をしばらく歩くと広場に出る。
グランデ広場[Pza. Grande]は、1946年から始まり毎年8月上旬に開催されるロカルノ国際映画祭のメーン会場になる。巨大スクリーン、巨大映像装置、大量の椅子が設置されている。スクリーンの大きさは縦14m×横26mとヨーロッパ最大である。
広場の回りにはカラフルな建物が並んでいる。
チェントバリー鉄道で体力を使い果たしたTAKUTAKUが眠ってしまったので、TADAが抱いているが、とても重い。
鉄道駅からピアッツァ・グランテ(大広場)を抜けて300m程進むとヴィスコンティ城[Castele visconteo]がある。この建物と思われるがちょっとしょぼい。きっと他にあるのだろう。駅からここまでは約2km。
TAKUTAKUは眠ったままなのでTADAが護衛をして、ここで休憩している。NAOMIとたぬは10世紀創建のヴィスコンティ城を探す。ローマ時代のガラス細工がヴィスコンティ城の博物館に展示されているとガイドブックに書いてあるので、是非見たいと思う。
お城は坂の上にあった。とても立派だ。
城壁には繰り出し狭間があり、強固なつくりだ。
14世紀以降、イタリアの名門ヴィスコンティ家の城館であり、現在はティチーノ[Ticino]州の所有となっている。
ヴィスコンティ城の入り口。
展示物。
上手く写せなかったがローマ時代のガラス製品。
展示物はたくさんある。
石造りの屋根。
スイスパスを提示しただけで入館できた。
大満足してTADAとTAKUTAKUのところに戻る。
とても暑いし、あまりに美味しそうなので、商店街のアイスクリームに引き付けられてしまった。TAKUTAKUはアイスクリームが冷たすぎて嫌いなので、椅子の上で眠っていてもらう。
うーん。おいしい。
カラフルな素敵な建物が多い。
カジノがある。
見事なプラタナスの木が生えていて南国ムード満点。
マドンナ・デル・サッソの聖所[Santuario della Madonna del Sasso]に行くため、鉄道駅から約200mのところにある乗り場からケーブルカーに乗る。
TAKUTAKUは寝ぼけていて、まだボーっとしている。
運転席。
出発進行。
すれ違う。
16時にマドンナ・デル・サッソの駅に到着。もっと上までケーブルカーは上っている。ケーブルカーの終点でロープウエイに乗り換えカルダータ(1332m)まで上がるとマッジョーレ湖とロカルノの町が見えてとても美しいことだろう。
しかし、時間が足りないのでマドンナ・デル・サッソ寺院へ向かう。
カルダータからチェアリフトでチメット(1650m)まで上るとアルプスも望めるという。時間があったらハイキングも楽しいだろう。
クリーム色とオレンジ色の素敵なマドンナ・デル・サッソの聖所[Santuario della Madonna del Sasso]の建物が見える。その向こうにはラーゴ・マッジョーレ(マッジョーレ湖)[Lago Maggiore]。とても絵になる。
見晴らしの良いところにでたら、美しすぎてため息が出た。
ラーゴ・マッジョーレ(マッジョーレ湖)[Lago Maggiore]はスイスとイタリアにまたがる細長い湖で面積は212㎡、その北側約5分の一がスイス領。湖の標高は193mでスイスで最も低い地点だ。
とてもまぶしい。
マドンナ・デル・サッソ寺院のオレンジ色の屋根が続く。
可愛いケーブルカーが上ってきた。
フレスコ画も美しい。
マドンナ・デル・サッソ寺院は素晴らしく美しい。丁度、結婚式が行われていた。キリスト教徒でもない人が教会で結婚式を挙げるのを馬鹿馬鹿しいと思っていたが、こんなに美しい教会で挙式するのなら、素敵なことだな思った。
マドンナ・デル・サッソ寺院は15世紀後半に建立された。
アルプホルンの音色が挙式した人たちを祝福していた。
教会内部。彫刻などの装飾も見事だ。
絵画もたくさんある。
教会の前から見たロカルノ[Locarno]の町とラーゴ・マッジョーレ(マッジョーレ湖)[Lago Maggiore]。
石のアーチの通路。
下りのケーブルカーが到着するのを待つ間。線路上を走っている極太のケーブルを観察する。とても太い。
ケーブルが力強く動き、ケーブルカーが近づく。
ケーブルカーで市街地に戻り、マッジョーレ湖の港へ向かって南に歩く。
17時10分、もっとロカルノ[Locarno]を楽しみたいが、ホテルにもう行かなければいけないので船でマッジョーレ湖の真珠と言われるアスコーナ[Ascona]へ向かう。
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