レマン湖・スイス西部観光とシャモニで登山(2007年夏)
スイスの政府の観光局から取り寄せた”スイスの田舎町”という小冊子を呼んだことと、昨年シュタイン・アム・ラインへ訪れてスイスの町の美しさに目覚めたことで、山登りのために貸し別荘で滞在する前に時差ぼけ解消をかねてレマン湖畔の町を観光することに決めた。山登りをする町は初めて海外登山をした2002年に訪れてから行っていないシャモニに決めた。4月始めにTADAもたぬたぬも毎年恒例とはいえ恐る恐る上司に休暇の許可を取る。TADAは数日保留されていたが休みは取れるようになった。
飛行機は昨年まではルフトハンザ航空を利用しフランクフルトで乗り換えてチューリヒまで飛んでいた。ルフトハンザに何も不満は無かったが、今回は良いという噂のエミレーツ航空を利用することにした、エミレーツ航空は直接券が買えるWebサイトが無く格安券を買うという方法だったのがマイナス点だっただけで、夜に日本を出発する事、機内食、機体の設備(新しさ)とその他すべての点で素晴らしかった。さようならルフトハンザさん、お世話になりました。子供用のおもちゃは手を中に入れて人形劇のようになるぬいぐるみだった。とても良いぬいぐるみだったので、シャモニの宿で2人の子供たちがたっぷり遊んだ。しかし、帰りもそれしかなかったので毎年同じものだと飽きる心配がある。ルフトハンザの方が種類は豊富だった。
TAKUTAKUのアトピーの状態は昨年よりは良いし、小麦も食べているのであまり心配せずに出かける。結果は貸し別荘にいる間は私が調理をするので日本にいるときとあまり変わらないがホテルに泊まってレストランで食事をしていると悪化した。昨年のツェルマットように改善はしなかった。シャモニはカーフリーでないし、谷間で空気が停滞していてツェルマットほど空気がよくないのかもしれない。
宿はTADAがWebサイトで貸し別荘を探し、レマン湖畔のホテルもどの町で宿泊するか、どこのホテルが景色がよさそうか、いろいろ調査をしてインターネットで手配してくれた。
山岳ガイドの手配は前回の経験としては、スイスと違ってガイド組合に依頼したのでは、私たちの子供の世話をしながら順番に登るということが難しそうなので、スネルスポーツの神田さんが経営しているALPES PLANNING JAPONに手配の以来をする。親切ではあったがメールのレスポンスが悪く不満を感じた。でもフランスのサービス水準からすると合格なのかもしれないとも思う。スイスと比べるとあらゆる点でサービス水準が低いと思う。
パスポート、クレジットカード、お金、絆創膏など応急セット、石鹸、洗濯石鹸、体温計、下着、着替え、防寒具、靴下、タオル、つめきり、カッパ、傘、薬(飲み、塗り、ステロイド)、歯ブラシ、帽子、サングラス、日焼け止めクリーム、リップクリーム、子供用エプロン、スプーン、箸、ベビーキャリーガイドブック、読み物、おもちゃ、絵本、カメラ、パソコン、充電器、変換口、携帯電話、携帯電話の充電器、登山靴、アーネス、手袋、クランポン、ヘッドランプ、電池、ストック、ノート、筆記用具、炊飯器、お米、塩、味噌、のり、鰹節、ふりかけ、しょうゆ、昆布、うどん、めんつゆ、わかめ、とろろ昆布、ルイボスティーのティーバッグ、紙おむつ、ボール、あやとり、お絵かき帳、絵日記帳など。
子供が退屈するといけないと思って子供用に本をたくさん持っていったが不要だった。
仕事が終わると急いで子供たちを迎えに保育園と学童保育に寄り帰宅する。炊き上がっているはずのご飯が炊飯器のタイマーのセットをするのを忘れてしまっていたため炊けていない。あわててスイッチを押して荷物の最終用意をする。TAKUは私があせっているので不安な気持ちになって抱っこ抱っこと言ってまとわり付いてくる。説得をしてNAOMIと遊んでいてもらう。納豆、味噌汁、メカブ、豆腐の夕ご飯を食べた後で風呂に入り、洗濯機を回す。あー忙しい。何とか予定の19時45分に家を出発することができた。
今年は梅雨明けが遅く今日も涼しいので風呂に入ってから出かけたが汗をかかないので嬉しい。
空港に20時45分に到着する。
ピカチュウの描かれた名鉄電車に乗って中部国際空港に到着する。
乗り物好きのTAKUTAKUは数日前から空港行きの名鉄電車に乗ってその後飛行機に乗るのを楽しみにしている。
荷物は1つ20kg以上だと1kg当たり6千円取られる。と直前に他の飛行機を利用した人に聞いていたのできっちり計って用意したが、エミレーツの荷物チェックは全部で何キロかを確認しただけだった。さすが産油国の航空会社と感じた。全員に靴下と歯ブラシ、目隠しとを配ったり飛行機に乗っていていろいろな点でバブル時代のサービスを思い出した。
空港で二人はは走って走って大騒ぎだ。
待合室に子供用の遊具があり、二人は夢中で遊んでいた。その間に、ユーロとスイスフランの両替をした。
中部国際空港はガラガラに空いていた。私たちの飛行機は最終便だった。ラウンジも、免税店も20時までで閉店していた。
22時半ごろ出発する。
今までルフトハンザ航空を愛用していたが、今回はエミレーツ航空に乗ってドバイを経由してチューリッヒへ向かう。
子供用の食事にはお菓子の入った箱がひとつと食事だった。次のフライトからは大人用の食事を頼む。
TAKUTAKUは昨年飛行機に乗ったことを覚えていた。自分で席に座ってカチンは?とシートベルトを着けている。
もう、いつもなら眠っている時間だが子供たちは機内食に夢中になっている。
昨年、ルフトハンザ航空の乗務員はあまり気にしていなかったようだが、エミレーツ航空はTAKUTAKUの湿疹を気にして、「お子まさに湿疹がありますので私の上司が気にしております、大丈夫ですか?」と聞かれる。アトピーです。と答えたら安心して去っていったが、帰りや乗り継ぎの時で、日本語が通じないときに聞かれると困ると思い、乗務員に「アトピーはなんと言ったらよいのですか?」と聞くと日本人乗務員がスキンアレルギーだと自信なさげに教えてくれる。その後しばらくしてから外国人乗務員が「私はこの仕事の前に保育園で仕事をしていました。たぶん、エクスマと言う。」と教えてくれた。”ヒー ハズ エクスマ。”と習う。綴りを聞くと分からないと言って困った顔をしていたが、ノートに何かを書いてくれた。後で見るとカタカナで”エクスマ”と書いてあったのでとても笑えた。
0時20分ころから子供たちは眠る。
旅行への出発の少し前にオムツの取れたTAKUTAKUは飛行機のトイレでおしっこも出来し(水の流れる音がシュッ!と大きいので便器のふたをした上に立たせて水を流したら怖いといって嫌がった)、ご飯もおいしくいただき眠ってくれた。シートベルトもサインが出るときは付けるのよと教えると理解してきちんと着用してくれて何も困ることは無かった。
1時20分ころからシートベルト着用サインが点灯して少し揺れた。
2食目の機内食。どれもとてもおいしかった。容器も良いものが使用されている。
ちょうど良いタイミングで起きてくれて食事をする。飛行機はとても空いていたので広く席が使えてありがたかった。
飛行機のエコノミーの座席には一人一台モニターと受話器が付いていて、映画、ゲームはもちろん、座席間通話まで楽しむことが出来た。使わなかったが衛星電話も使用可能でクレジットカードを受話器に通すことで決済もできる。
エミレーツに限らず新しい機種だからだろうが、初めて乗ったので興奮してしまった。
飛行機の前と下についているカメラからの映像も見ることが出来るしどこを飛んでいるかもよく分かって楽しかった。
みんなそれぞれ好きな映画を楽しんでいる。
明るいドバイ空港に定刻の一時間前に到着した。
3時36分なのに車はバンバン走っているし電気は煌々とついている。
これは、ビジネスクラスの座席だ。われらの財力では2倍の料金を払ってこの席に座る余裕は無い。
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