レマン湖・スイス西部観光とシャモニで登山(2007年夏)

イタリア側からモンテローザへ(TADA)(2007年8月 3日)

イタリアそしてマントヴァ小屋へ

8時15分にガイドの車でシャモニ[Chamonix]を出発し、モンブラントンネルから、国境をこえてイタリアに入った。クールマイユール[Courmayeur]、アオスタ[Aosta]を経由してPont-Saint-Martinで高速道路を下りて、山道に入った。途中10時ごろにでガイドのおすすめの店でおいしいココアを飲んで休憩する。とても素敵なお店で、ココアもおいしかったが、店の裏を眺めると花と川と教会がとてもきれいにみえた。

山などで少し国境を越えたことしかなかったので、イタリアに来たのは実質的に初めてのため、車窓からの風景はとても興味深かった。アルプスの南側にあるためか、景色が全体的に明るいように思った。

Gressoney La Trinite付近のリゾート地。

11時12分、スタッフェル[Staffel]に到着し、ガイドの車に登山に不必要な装備を置いて、ゴンドラに乗り込む。

11時42分、サラティパス[Passo Salati/2980m]に到着する。正直なところただの殺風景な頂上駅で、あまりきれいでもない。ゴンドラを降りると、ちょうどヘリコプターが着陸し、ガイドによるとあのヘリコプターのパイロットは友人らしい。

昼食を食べて腹ごしらえをする。12時過ぎに出発する。

昼食後、ざれた岩道をのぼっていく。天気はあまりよくなく、視界はきかない。

プンタ・インドレン[Punta Indren/3260m]の下まで登ってきた。サラティパス[Passo Salati/2980m]からだいたい約1時間でプンタ・インドレンに着いた。

プンタ・インドレンをこえると、登山コースはときおり雪の中に入った。

寒いので雪が緩んでおらず歩きやすかった。

目的地のマントヴァ小屋がみえてきた。

14時15分。約2時間の歩行でマントヴァ小屋[3498m]に到着。天候はあまりよくなく寒い。こんなに早く山小屋に着いたのははじめてだ。何をしよう。

マントヴァ小屋の夜

マントヴァ小屋のまわりを歩き回ってうろうろする。そんなに視界もきかないのですぐにあきる。

マントヴァ小屋のご主人。

ベッドルーム。ガイドが下に、TADAが上に寝る。

きのうまで毎日のように昼寝をしたり、夜9時前には寝るなど徹底的に睡眠していたので全く眠くない。食堂で言葉はわからないが、本をみたり、いろいろ考えたりしてみた。とてもひまでたいくつだった。

17時くらいになると、視界がきくようになり、小屋の上に雪山が姿を現した。モンテローザの前衛峰だろう。今回の山行でここを登ることになるとは思っていなかったし、イタリア側ははじめてなので全く山や地形の知識が無い。

少しみにくいが、左上方の岩山のところに山小屋がみえる。きっとあれがニフェッティ小屋(3647m)だろう。アタック前日になるべく高度をかせいでおきたいのが人情だが、、、、、でも事前にWebサイトを見てご自分の山行の紀行文を送ってくださった方の情報では、夕食はマントヴァ小屋のほうがおいしいらしい。夕食を食べたが、これまでのヨーロッパアルプスの山小屋では一番美味しかった。ガイドはここはイタリアだと何度もいう。こんなに近いのに国境を越えるだけで食事がおいしくなるのだ。いよいよ明日はモンテローザ・デュフールスピッツェ[Dufourspitze/4634m]にアタックである。

スポンサー