レマン湖・スイス西部観光とシャモニで登山(2007年夏)
シャモニ[Chamonix]を後にし少し雨が降っている中で双子の丘、ヴァレールの丘とトゥールビヨンの丘のあるシオン[Sion]の観光をすることにする。シオン[Sion]は、日本人があまり立ち寄らない街であり、天候は雨交じりの曇りであるが、2つの丘と旧市街は素晴らしかった。
マルティニ[Martigny]で下車し急いで荷物を送ろうとしたが窓口が混んでいて時間がかかり予定していた電車に乗れなかったのでホームでしばらく遊ぶ。TADAは予定通り行かず不機嫌だ。
ホームで待っていてもいろいろな電車が通るのでとても楽しい。かわいい犬の絵が描いてある電車もあった。
ホームで1時間ほど待ってから電車でシオン[Sion]へ向かう。
シオン[Sion]駅
シオン駅は新市街にあり駅周辺はは近代的な雰囲気だ。駅正面の道、ラ・ガール通り(Avenue de la gare)は街路樹の緑が豊かでまっすぐに延びている。 まっすぐ歩いていく途中でローザンヌ通り(Rue de Lausanne)と交差しているが地下道で渡ることができる。
地下道を過ぎるとすぐインフォメーションセンターがあるPlace de la Plantaと言う名前の広場にでる。広場は石が敷き詰められている。
TAKUTAKUが電車遊びがしたくなる直線の模様がある。帰りに通った時にTAKUTAKUはシュッシュポッポと走り回った。
広場の端には像と旗が立っている。その向こうにブドウ畑が見える。
Place de la Planta広場で右に曲がってローザンヌ通りを歩く。
古い何かの計器がある。
ローザンヌ通りは市庁舎の前で突き当たりになる。そこからは素敵な旧市街だ。
路地にはとても細い階段の道もある。
素敵な石畳の道が続く。
ちょうど昼時だが今日は肌寒いので外で食べている人はいない。
市庁舎[Hotel de Ville]。1957年から65年に建てられたルネッサンス様式の建物。
素敵な旧市街だ。シオンはヴァレー州(ヴァリス州)の州都だからか、時間がゆっくり流れるという感じはしない。
市庁舎の横の細い道をに入る。
石畳の坂道で一段と素敵だ。
二つの丘の鞍部にある駐車場の前で、二つの丘のどちらに登ろうか迷ったがまず右側の丘のヴァレール教会に向かう。TAKUTAKUは眠ってしまったのっで抱っこで頂上までたどり着けるか心配である。ヴァレール教会は市街から100m、トゥールビヨン城は150mの高さにある。まずは建造物が廃墟になっていないヴァレール教会から登ることにする。
鳥が街路灯を咥えている。
TAKUTAKUの重みで肩が痛いが、せっかく来たのでヴァレール教会に向けて頑張って登る。
トゥールビヨンの城の手前にブドウ畑がある。
途中にも教会がある。
いろいろな色の石が積み上げられていて面白い。
あと少しだ。坂は急なところもあるので、行かれる場合はしっかりとした靴を履いて登ることをお勧めします。
教会というより城塞だ。
丘の上にはスイスで最も古い歴史民俗学博物館Musse Cantonal d'Histoire et d'Ethnologieもある。 家具や武器、衣装などが展示されているらしいが私たちは入らなかった。
教会の礼拝堂には14世紀以来使われてきた世界最古の木製パイプオルガンがある。現在も演奏ができ、毎年ここで国際古式オルガン・フェスティバルが開かれる。
丘の上からの眺め。シオンの街が一望できる。今日は雲が立ち込めているが天気が良いともっときれいだろう。
町並みがちょうど分かりやすい大きさに見えて楽しい。
市庁舎が見える。
重いTAKUTAKUを抱いてもうひとふんばりだ。
反対の丘の上にあるトゥールビヨンの城 が良く見える。丘を登っている人もちらほら見える。一つしか登らないつもりだったが、丘の上から反対の丘の上を見たら登りたくなった。
頂上まで登って景色を見た後、下り始めた。
下りは楽だ。
トゥールビヨンの城 とブドウ畑が美しい。 シオンもスイス屈指のワイン産地の一つだ。
一度鞍部の駐車場に戻り、次はトゥールビヨン城を目指してトゥールビヨンの丘を登り始める。
ここで取れるブドウで作るワインもさぞかし美味しいことだろう。
さっき登ったヴァレール教会がとても素敵に見える。ヴァレール教会は寺院として12,13世紀に建てられた。
NAOMIを励ましながらどんどん登る。
頂上の手前でTAKUTAKUが起きる。眠っていると思っていたら「あっ電車!」と眼下に広がるシオンの景色の中に、線路を走る電車を見つけて急に話し始めた。
城跡に到着する。
いろいろなところに城壁がある。
お城からの眺め雲が低く立ち込めていて残念だ。
壁があちこちにあって探検する。
探検しても城壁のほかには草しか見つからなかった。
NAOMIは王様が住んでいたところを見る!と勇んでいたがあるのは城壁だけで廃墟だった。
ここは13世紀には司教の住居だった。
自然に任せて草が生えている。
トゥールビヨンの岩頭は廃墟だったが、眺めは素晴らしい。ヴァレール教会よりも50mほど高いので教会を見下ろせ、立体的に見える。また、シオンの町並みを一望の下に見渡せる。雲が晴れていたらもっともっと素敵な景色が楽しめたことだろう。
記念撮影。
満足して下り始めるが、大きい岩があり濡れていたので危険だった。 ヴァレール教会への道よりこちらの方が少し険しい。
登ってくる人がたくさんいる。
鞍部の駐車場に戻って旧市街を駅へ向かって歩き始める。
途中にあるレストラン。とても素敵だ。
おいしいだろうなー
石畳の町を歩くのはとても楽しい。
ゲートになっている。
街路樹もいろいろな形があってかわいい。
Place de la Planta広場への石畳の道でTAKUTAKUは電車ごっこをして走り始めた。シュシュポッポ!
Place de la Planta広場のインフォメーションセンター
駅に向かう途中に木の農場おもちゃを発見したInterDiscountのお店があったので覗く。ローザンヌと同じ値段で売っていたのでTADAが興奮して購入する。
この先、ずっと持ち歩く。大きいし重かった。(でも、日本で遊んだらとても素晴らしかったのでこの苦労は報われた。)
シオン[Sion]駅にはまたかわいいワンワン電車(セント・ベルナード鉄道)が停車していた。
車窓から小さい飛行場が見えた。
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