エンガディンとグラウビュンデン周辺鉄道旅行(2009年夏)

チューリヒからクールへ(2009年7月19日)

チューリヒ中央駅で

イスタンブール経由のトルコ航空は、日本を夜に出発する便で、昨年に利用したドバイ経由のエミレーツ航空に比べると所要時間が短い。チューリヒに到着してから、クールを経由しサンモリッツに向かった。

トルコ航空の機内

機内食が出てきたのは。日本時間1時を過ぎていたが、子供たちは元気に食事をする。 トルコ航空に初めて乗るが、なかなか良い。 エミレーツ航空ほど、ゴージャスではないが、これで十分。食事も美味しい。その上、乗務員(特に男性)が美形だ。トルコ人は美形なんだー、ヨーロッパとアジアが上手く混ざっているのだろう。
座席前に付いているディスプレイで飛行している地域の地図を見ることができる。とても詳しく、いろいろなモードに切り替えられて面白い。

日本発の便では、割り箸が付いていることが多いが、トルコ航空では付いていない。(書くまでもないがエコノミークラスの場合だ。ビジネス以上のクラスでは、当然箸を使っているのだろうなー)
フォークで十分だから問題ないけれど、スイス滞在用の箸を忘れて、機内食の箸を大切に滞在中に使ったことがあったので、これからは忘れては絶対にいけないと肝に銘じる。機内食はとても美味しかった。今まで食べた中で最高だと思う。
これは。朝の軽食。

子供たちは、よく寝てよく食べる。日常ではほとんど飲ませてもらえない、ジュースをたっぷりと飲む。

日本人乗務員は乗っていないが、日本語が話せる乗務員が3人乗っている。彼らは日本国旗のバッジを付けている。アラル海の上空を通過し、イスタンブールで乗り換える。

イスタンブール空港で約2時間の乗り換えを待つ間、トルコ土産のお店を見て楽しむ。

チューリヒ[Zürich]へ向かう飛行機に乗る日本人は、スイスへ旅行するトルコ在住の家族以外はいなかった。その家族の小学3年生の女の子が話しかけてくれ、楽しい会話が出来た。飛行機の座席が近く、機内でも子供同士話をしていた。横で聞いている限りでは、それぞれの常識がずれているので、会話があまりかみ合っていないようだった。
時差ぼけを解消するため、ここでもう一眠りする。機内食が出るまでNAOMIと私はぐっすり眠る。TAKUTAKUは機内食も食べずに眠り続ける。卵がたっぷりの機内食だったので眠っていてちょうど良かった。機内食が終わった後で目覚め、いつ食事が出てくるのだろうと、着陸するまで待ち続けていた。

現地時間9時23分。スイス・チューリヒ・クローテン国際空港[FlughafenZürich Kloten]に到着。

スイス連邦鉄道でチューリヒからクールへ

空港内を無人列車で移動、車内では牛の鳴き声やアルプホルンの音が流される。

無事荷物もスイスに着いているかなー

チューリヒ・クローテン国際空港[FlughafenZürich Kloten]の国際線の到着ロビーではアルプホルンの演奏のお出迎えがあり、素敵な音色がロビー中にこだましている。

鉄道駅へ移動する。ほとんど毎年来ているので懐かしさを覚える。スイス連邦鉄道(SBB)・チューリヒ・クローテン国際空港駅[FlughafenZürich Kloten]の線路は地下にある。

鉄道窓口でスイスパスに日付を記入してもらい、ミグロでパン、カット野菜、バナナ、ジュース、水を購入し列車に乗る。

10時13分。さあ、サン・モリッツ[St. Moritz]へ向けて出発だ。

飛行機でたっぷり眠ったので子供たちは元気だ。

大きな車庫が見える。

チューリヒ中央駅[Zürich Hauptbahnhof]で乗り換える。
チューリヒ中央駅は、太陽光が上手く利用されているので、明るく楽しい。地上1階、地下3階のスイスでもっとも大きな駅だ。

チューリヒ中央駅[Zürich Hauptbahnhof]では、毎時2回、長距離列車は各方面から集まり、到着と出発をそれぞれの約10分間ずつに集中させる。と言うダイアが組まれている。人々が乗換えを終了した後、それぞれの方面に発車する。というとても合理的な時刻表だ。なんと、毎時21往復の長距離列車が発着している。
私たちの乗車した列車だけでなく、各方面から列車が到着し、乗客が乗り換えているので、駅の構内は混雑している。列車が発車してしまうと、しばらく構内は閑散とする。

大好きな可愛い機関車君(右)と、今年初めて対面する。

TAKUTAKUの影響で線路だけを見ても、魅力を感じるようになった。あー素敵だ。

ごろごろ荷物を引っ張ってクール[Chur]行きインターシティの一番前まで行く。スイスの列車はとても長いので、先頭までが遠い。

大きなお顔と記念撮影。

2階建て列車なので一段と嬉しい。

チューリッヒ湖半を列車は快走する。スイスに来れただけで嬉しくてご機嫌なのに、とても景色がよく、みんなますます気分がハイになる。チューリヒには何度も来ているが、この路線を通るのは初めてなので、楽しみだ。

チューリヒ湖[Zurichsee/406m]を行く蒸気船。旅の終盤に私たちも乗るつもりだ。

牧草地が広がる。

ハイジのマイエンフェルト[Maienfeld]もこの後で通るはずだ。こんな風景だったのか。

チューリヒ湖[Zürichsee/406m]の次にワーレン湖[Walensee/419m]が見えてきた。チューリヒ[Zürich]から1時間もかからないところに素敵な風景が広がっている。

小さいがこの湖も素敵だ。

集落と教会が見える。

日ごろパソコン画面を見て疲れている目が元気になる。

サルガンス[Sargans]を通る。サルガンスで接続している私鉄トゥルボ[THUROBO]のカラフルな可愛い列車。とても目を引く素敵なデザインだ。車内もカラフルな楽しいデザインの列車だ。
トゥルボ[THUROBO]はシャフハウゼンやトゥールガウ州、サンクトガレンを中心とする総延長600Km以上の運行を行う、スイス連邦鉄道(SBB)の子会社だ。

楽しい電車の旅が続く。

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