エンガディンとグラウビュンデン周辺鉄道旅行(2009年夏)
レーティッシュ鉄道(RhB)とロープウェイを乗り継ぎ、ディアヴォレッツア展望台へ行った。展望台からは白銀のベルニナアルプスが一望であった。
今日はまずディアヴォレッツァ[Diavolezza/2978m]の展望台へ行くことにする。
昨日のサンモリッツ[St.Moritz]湖(1768m)周遊ハイキングが楽しかったので、今日もサンモリッツ[St.Moritz]湖畔まで行く。
この湖は澄んでいて、なんて美しいのだろう。
昨日も乗車したベルニナ線に今日も乗車し、ディアヴォレッツァ駅へ向かう。
ディアヴォレッツァ駅でロープウェイに乗り換える。
チケット売り場で券を購入する。とても綺麗な売り場だ。
今日は空いているが、スキーシーズンは賑わうのだろう。
125人乗りロープウェイは大きい。
ディアヴォレッツァ駅で125人乗りの大型ロープウェイに乗り換え、約10分でディアヴォレッツァ の展望台に到着する。
約10分間の空中散歩を楽しむ。
遠くにラーゴ・ビアンコ[Lago Bianco/2234m]とレイ・ネイル[Lej Nair/2223m]がみえる。
ラーゴ・ビアンコ[Lago Bianco/2234m]の奥にはベルニナ峠もみえる。
まもなく、ディアヴォレッツァ[Diavolezza/2978m]展望台に到着する。この路線は100年以上の歴史を持ち、運行期間は6月下旬~10月中旬、11月末~4月末である。
サンモリッツエリアには、マッターホルンやアイガーなどのように超有名な山はない。
9時17分、ロープウェイ駅から展望所へ向かう。
ピッツ・ベルニナ、ピッツ・パリュ始め4000メートル級の峰々と氷河が眺望できる。
左端からからベラヴィスタ[Bellavista/3922m]、その右の中央が主峰ピッツ・ベルニナ[Piz Bernina/4049m]。更に右にピッツ・モルテラッチュ[Piz Morteratsch/3751m]である。
足元の氷河はペルス氷河[Vadret Pers]。この流れはすぐにモルテラッチュ氷河[Vadres Morteratsch]に合流する。
ピッツ・パリュ[Piz Palu/3905m]。両側のコブのような支峰が目印。
ここは、白銀の世界だ。夏なのに、たった10分でこのような世界を楽しめるなんて夢のようだ。
ベラヴィスタ[Bellavista/3922m]
主峰ピッツ・ベルニナPiz Bernina(4049m)。真っ白い稜線ビアンコグラートが美しい。山頂部はわずかにスイスとのことである。
ヨーロッパアルプスでは最も東の4000m峰。この付近はベルニナ山群と呼ばれる。スイス側のディアヴォレッツァ[Diavolezza/2978m] または、南のイタリア側からマルコ・エ・ローザ小屋に至り、山頂に登るのがノーマルルート。実際は、多くの人が北側のビアンコ稜を経由して登る。イタリア人の登山者が多いそうである。
簡易ドミトリーだが宿泊も可能な施設がある。
ハイキングの案内板がある。どのコースも健脚向けだ。
スキー用のコース表示版。
色々なスキーコースがあってたっぷり楽しめそうだ。
レストランのガラスに山々が映ってとても美しい。ここには宿泊施設もある。
寒がりの子どもが毛布にくるまっている。
記念写真をパチリ。
雪がたっぷりあって、雪だるまが作れる。
氷河トレッキングツアーに参加すれば、ペルス氷河からモルテラッチ氷河へと歩き抜ける壮大な氷河体験も可能。
ムント・ペルス[Munt Pers/3207m]は低いので雪で覆われていない。
ピッツ・パリュ[Piz Palu/3905m]
夏の雪遊びを楽しむNAOMI
流れ出ている氷河のクレバス。
ピッツ・ベルニナ[Piz Bernina/4049m]の山頂の向こうはイタリアだ。
山上レストランからの眺めも美しい。9時50分、まだお客さんはいないが、日本の山小屋やスキー客向けレストランとは優雅さが違う。
ムント・ペルス[Munt Pers/3207m]へはアイゼン・ピッケルがなしでも登れそうだ。
9時55分、いつまで見ていても見飽きないが、そろそろ帰ることにする。さようならベルニナの山々。今度夏に来たときは、登りたい。
同じくさようならピッツ・パリュ[Piz Palu/3905m]
10時18分。帰りのロープウエイは私たちしか乗らなかった。
ロープウェイの下に湖が見えたが、氷河色である。
おー、ちょうどレーティッシュ鉄道(RhB)の列車がディアヴォレッツアの駅にきた。TAKUTAKUと一緒に興奮する。
まもなく、ロープウェイの下の駅に到着する。
これからロープウェイに乗る人達とすれ違う。
ぶらーん。10時45分にサンモリッツ方面へ向かう列車が来る。これから、サメダンで乗り換えて、ベルギューン/ブラヴォーン[Bergun/Bravuogn]へ行き、アルブラ線のトロッコ列車に乗る予定である。
モルテラッチュのカーブに差し掛かる。
モルテラッチュのカーブは相変わらず撮影者でいっぱい。
ベルニナ線のトロッコ列車とすれ違う。
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