エンガディンとグラウビュンデン周辺鉄道旅行(2009年夏)

サン・モリッツからレーティッシュ鉄道で出発(2009年8月 1日)

ソリス橋を渡るレーティッシュ鉄道(RhB)

サン・モリッツを早朝に出発し、クールを経由してヴァレン湖のほとりのヴァレンシュタットに向かった。レーティッシュ鉄道(RhB)ともついにお別れなので、アルブラ線の車窓風景を目に焼き付けた。

夜明け前のサン・モリッツからフィルズールへ

6時前、サン・モリッツ[St. Moritz]の宿を出る。毎日毎日、電車に遅れそうで忙しい。TADAはアパートの鍵を返すために走る。

豪華ホテル「Badrutt's Palace」も眠っている。

なんども通ったサン・モリッツ駅とも、しばらくお別れだ。まだ、乗客はほとんどいない。
5時57分。サン・モリッツ発クール[Chur]行き列車で出発する。

何度も乗ったベルニナ急行[Bernina-express]の線路が見える。景色を目に焼き付ける。

列車はアルブラトンネルを過ぎて、プレダ[Preda]からベルギューン/ブラヴォーン[Bergun/Bravuogn]へ。ハイキングで歩いたコースが見えた。

6時41分。ベルギューン/ブラヴォーン[Bergun/Bravuogn]に到着。

6時54分。フィリズール[Filisur]駅に着く。ほとんど人気がない。

こういう前なら気にならなかった、。

ランドヴァッサー橋とソリス橋

ランドヴァッサー橋を通過するときに減速するのは、景色を楽しませてくれているのか、工事中のため危険があるからなのかどちらだろう。

今回は、工事中でとても残念だった。次回通る時には美しい姿を見ることができるだろう。

7時5分。ティーフェンカステル[Tiefencastel]の村が見えてきた。この村もとても素敵そうだが、今回は訪れることができなかった。

7時16分。スイスで最も高い石橋、ソリス橋を通る。谷が深すぎて列車に乗っていては(乗っていなくても)()うまく撮れない。

並行している車道の橋からだときっと絵になる風景だろう。

7時27分、トゥージス[Thusis]駅。もうクール[Chur]は近い。

トゥージスとクール

ヒンターライン[Hinterrhein]川沿いに列車が走るようになると、右側にはたくさん中世の城や塔の後が見えてくる。

ツェルマットへ向かう氷河急行が通るライヒェナウ[Reichenau]の鉄橋がみえる。ここでヒンターライン側とフォルダーライン川が合流する。

約2時間でクール[Chur]に到着した。

20分くらい乗り継ぎがある。時刻表によるとアローザ線の発車風景が見られると思われるので駅前路上ホームに急ぐ。

アローザ線の列車が入線してきた。5分くらい待って発車していく。楽しいアローザ訪問を思い出す。

私たちはこれからヴァレンシュタット[Walenstadt]へ向かう。インターシティ(IC)やインターレギオ(IR)は停車しないので、レギオ(R)に乗る必要がある。レギオまでの待ち時間が長くてもったいないのでIRでランドクアルト[Landquart]まで行き、レーティッシュ鉄道(RhB)の車庫などを見るつもりである。

列車はがらがらであった。

クール[Chur]、ランドクアルト[Landquart]間はスイス連邦鉄道(SBB)とレーティッシュ鉄道(RhB)が並行して走っている。向こうを走っているのがレーティッシュ鉄道(RhB)の列車。

ランドクアルト

10分もかからずにランドクアルト[Landquart]に着く。ここはチューリヒ[Zurich]からダヴォス[Davos]やシュクオル[Scuol]方面に向かう最短ルートの乗換駅で、大きなレーティッシュ鉄道(RhB)の鉄道基地になっている。

見晴らしの良いホームのベンチを探して朝食を食べる。

あっちにもこっちにも電車がいてとても楽しい。

この駅では鉄道基地があるのでスイス連邦鉄道(SBB)よりレーティッシュ鉄道(RhB)が主役であった。

古い建物、今はお客は入れない。

ランドクアルト[Landquart]駅には、レトロな電車も保管されていた。

30分ほど滞在してから、ランドクアルト[Landquart]を出発し、スイス連邦鉄道(SBB)のレギオ(R)でヴァレンシュタット[Walenstadt]に向かう。ハイジの里、マイエンフェルト[Maienfeld]付近の車窓。

車窓から見たサルガンス[Sargans]のお城。

9時35分。ヴァレンシュタット[Walenstadt]へ到着した。30分弱で着いた。

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