エンガディンとグラウビュンデン周辺鉄道旅行(2009年夏)
ツェルネッツから、ポストバスでスイス唯一の国立公園地域を通り、ミュスタイアの谷に入った。ヨーロッパで一番高い村リュ、フルデーラ、ヴァルチャーヴァなどの村々を散策し、ヴァルチャーヴァからハイキングを始めた。
ミュスタイア行きのポストバスはスイス唯一の国立公園の中を通る。
スイス国立公園[National Park]は
人間の手を加えない針葉樹の原生林である。手付かずに残った原生林地帯。オープンは1914年面積は172.4平方キロメートルの広大な土地が野生のまま保護されている。敷地内には焼く650種の植物、約30種の哺乳類、約100種の鳥類、約5000の爬虫類・昆虫類が生息している。約80kmのハイキングコースがある。
今までは、スイスの景色を見て素晴らしい自然だと思っていたが、実は、自然な状態はこの状態であり、今まで見ていた景色は、スイスの人々が代々手を加え続け、維持しているものだと知った。
車窓から、倒木や土砂崩れの後が生々しい。ここを見ると、いかにスイスの自然が人間が手を加えて整備しているかが分かる。
手が加わったスイスの景色はやさしいが、本当の自然は厳しい。
国立公園のバス停からたくさんの人が乗車する。国立公園内で宿泊したのだろうか?
国立公園唯一のホテル「イル・フォルン」。ホテル名は峠の名からとっており、この峠は標高2149mである。
国立公園を抜けるとポストバスはかなりのスピードで、アップダウンのある急カーブをどんどん下る。TAKUTAKUは早々に眠ったからいいが、NAOMIが心配だ。案の定、NAOMIは気持ちが悪くなりもどす。パンの袋が役に立った。
バスを乗り換え、ヨーロッパで一番標高が高い村"リュ"へ行くつもりだったが、NAOMIはそんな状態ではなくなった。ヴァル・ミュスタイア[Val Mustair](ミュスタイアの谷)がみえてきた。)
TADAとTAKUTAKUだけ、ヨーロッパで一番標高が高い村リュへ向かう。フルデーラ[Fuldera]でポストバスを降り、リュ[Lu]行きのポストバスに乗り換える。
ポストバスの車庫の前が停留所である。9時28分、リュ[Lu]についた。
リュは、ヨーロッパで一番標高が高い村という立て札がある。何をもって村というのかは難しいが、少なくともスイスでは一番高いところにある「村」と思うことにする。標高は1920m。
小さな村とは思えないおしゃれで立派な郵便局がある。
帰りのバスの時間まで村内を歩く。
TAKUTAKUと2人である。
小さいが村内の家々はとてもきれいに手入れされている。
観光地化されておらず、人気は少ない。
見晴らしのよい村はずれに教会がある。村の集落の隅までほんの2、3分もかからない。
村の家の窓にはさまざまな花が飾られている。
9時36分。ポストバスの発車時刻が近づいたのでバスに戻る。
NAOMIとたぬが待っているフルデーラ[Fuldera]の村が下方にみえる。
フルデーラ[Fuldera]に戻ってきた。
9時54分、フルデーラ[Fuldera]に戻ってきたが、NAOMIは寝てしまっていた。起きるまでの間、もうしばらくフルデーラの村内を散歩する。
おしゃれでカラフルな家が多い。オーストリア国境に近いのでその影響かな?
ミュスタイア[Mustair]方面からツェルネッツ[Zernez]に向かうポストバスがやってきた。
車通りは少ない。
ミュスタイア[Mustair]方面に行くポストバスがやってきた。我らは、これに乗り、ヴァルチャーヴァ[Valchava]まで行く。その後、ミュスタイア[Mustair]までハイキングするつもりである。体調が回復したNAOMIも乗り込む。
フラスコ画が素敵なホテル。
10時18分、バスの車酔いから体調が回復したNAOMIも含め、4人でミュスタイアに向けてヴァルチャーヴァ[Valchava]のポスト前を出発する。
スイスの道標。ハイキング所要時間が書いてある。
素敵な花が一段とハイキングを楽しくしてくれる。
空気が美味しくて、とても楽しい。
可愛いレストラン、通過。
子供たちも、いいペースでどんどん進む。
マイナスイオンたっぷり。
10時46分。まもなくサンタマリア[Santa Maria]の集落。
窓の形が面白い。
Powered by
Movable Type 7.9.7