アルブラ線沿いハイキング1～プレダから歩く歴史的鉄道の道（2009年7月24日）

世界文化遺産に指定されているレーティッシュ鉄道(RhB)アルブラ線の核心部であるプレダからベルギューン（ベルギュン）の間をハイキングした。

プレダへ

6時50分、学校前広場でバスを待つ。バスを降りるときに運転手さんが子供たちにキャンディーをくれる。

チェレリーナ[Celerina]の村内をバスは通る。

リゾート地の朝は遅い。誰も歩いていない。

しかし、自然の風景は朝夕がとてもきれい。早起きは三文の得である。

サメダン[Samedan]についたが、鉄道の乗り継ぎが悪く、1時間も時間が空いてしまった。

駅で待っていてもつまらないので、おにぎり朝食を食べてから、サメダン[Samedan]を散歩する。

素敵な看板をみつけると写真をとってしまう。

列車の時刻が近づいたのでサメダン駅には大きな車庫がある。車庫の見学会はないのだろうか。

列車が入線してきた。素敵！

プレダからハイキングに出発

8時13分。サメダン[Samedan]を出発すると、ベーベル[Bever]をすぎ、列車はアルブラトンネルに吸い込まれるように入っていく。

8時37分。アルブラトンネル（5865m）を抜けると天気は一転して曇り空だ。プレダ[Preda]からベルギューン[Bergün]間は、レーティッシュ鉄道(RhB)アルブラ線のハイライト区間、三回転する螺旋トンネル、二つのオメガループによって416mもの標高を下る。世界遺産に指定されている。今日はその区間を歩いてたっぷりとアルブラ線を見るつもりだ。
8時35分、プレダ[Preda]駅で下車し、歩き始める。。

ハイキングコースの道標。プレダ[Preda]からベルギューン／ブラヴォーン[Bergun/Bravuogn]間は「歴史的鉄道の道」として整備されている。

線路脇の道を進むのは楽しい。

ここの集落の郵便受けだろうか？

線路をくぐる。素敵な石垣のトンネルだ。

レーティッシュ鉄道(RhB)アルブラ線はユネスコ世界遺産に指定されており、プレダからベルギューンの間はその核心部である。

このため、歴史的な鉄道遺産として様々な見所があり、この「歴史的鉄道の道」はその見所の横を歩くことができる。解説パネルも用意されている。ハイキングファンにも鉄道ファンにもおすすめのコースだ、

またまた素敵な陸橋だ。

おっ、微かに列車が近づく音がする。ガタンゴトン♪

丸太を運んでいる。客車を引く列車も素敵だが、貨物列車も楽しい。丸太を運ぶ列車をよく見るが、イタリアへ輸出しているのだろうか。

貨物だけでなく、人も乗車できるから楽しい。

石橋とループ

9時25分。素敵な石橋の上を通る。撮影場所を探す。

反対側を見るとトンネル内でループして1周して列車が見ることができる。素敵な場所が多すぎて、どこで撮影すべきか悩ましい。

おー、きたきた！

9時31分04秒、トンネルの中に入ってしまった。

50秒後の9時31分54秒くるりと回って、トンネルの上を列車が通過する。楽しすぎる。

電車好きのTAKUTAKUも大はしゃぎ。電車が線路の上を走るのをイメージして手を動かしている。

今度は反対向き（サン・モリッツ[St. Moritz]からクール[Chur]へ向かう）列車が来た！

トンネルの上を通過してから、約1分後、トンネルから列車が顔を出した。

なんて楽しいのでしょう。

橋の修理を行っている。

また来た！

陸協の下には川が流れている。マイナスイオンたっぷり。

この場所から去りがたく、何本も撮影した。次こそもっと上手に撮るぞ！と意気込むがなかなか上手くいかない。

おっ、次は氷河急行だ。

氷河急行の列車が、トンネルから出てきた！

私たちの前を通り過ぎ、少し先の工事中の陸橋を通過している。

線路はほぼ水平を保ったままトンネルへと続くが、ハイキング道は木の階段を下り、陸橋の下を通っている。時刻表を見るともうしばらく列車は来ないし、きりがないので後ろ髪を引かれながら立ち去る。