エンガディンとグラウビュンデン周辺鉄道旅行(2009年夏)

ムオタス・ムライユ展望台(2568m)~エンガディンの谷の夕暮れ(2009年7月26日)

ムオタス・ムライユ展望台の夕方

夕方遅く、エンガディンの谷に沈む夕陽と夕焼けを見るため、ムオタス・ムライユの展望台に行った。山はあまり赤くならなかったが、静かな夕暮れを楽しめた。

ムオタス・ムライユ展望台へ

今日は大変天気が良い。夕焼けが期待できそうなので、貸アパートに帰らずにムオタス・ムライユ[Muottas Muragl/2568m]の展望台に行ってみることにする。ガイドブックには夜がお勧めと書いてあった。19時6分にケーブルカーの駅に到着する。

しかし、レストランは17時以降は予約の客のみとケーブルカーの駅に書いてある。山上のレストランで夕食という目論見であったが、予約の人以外は食事できないとの張り紙があった。がっかりする。なんとか携帯食料でもたせて、夕焼けを見たいと乗り込む。

もう19時16分。今から上がっていく人はほとんどいない。

だっこで車窓を楽しむTAKU

中間のすれ違いポイントに到着する。

下りのケーブルカーとすれ違う。お客はちらほら。

だんだんと視界が広がってきた。

まもなくムオタス・ムライユ[Muottas Muragl/2568m]の駅につく。

眼下の谷をさえぎるものはなくなった、

ベルニナの白い山々もみえるが少し遠い。

19時26分に到着した。

キオスクまで閉店していて、山上のレストランで夕ご飯と目論んでいたたぬ一家は空腹を抱えて、日没を待つことになる。

よかった遊具がある。これで子供たちも空腹を忘れて少しは遊ぶだろう。

日は傾いたが、まだ夕焼けにはほど遠い。

とりあえず子供たちはご機嫌で遊んでいる。レストランの食事客か山小屋の宿泊客の子供たちも遊んでいる。

ジョバンニ・セガンティーニが愛した風景。4つの湖が印象的だ。ベルニナ線がサンモリッツ[St.Moritz]からどのように走っていくかも良く分かる。

牛が放牧されている。

モー

ケーブルカーが運行しているが客は少ない。

同じところでまっていても退屈なので小高い丘に登ってみる。

TAKUとNAOMIが遊ぶ遊具が小さくなっていく。

エンガディンの谷はもう日がささなくなっている。

山岳ホテルと谷と山々が一望にできた。

それにしても立派な遊び場だ。日本の並の児童公園より遥かに上である。

20時20分、全然赤くならない。

エンガディンの谷の夕焼け

夕陽が沈むまであと1時間ぐらいはかかるだろう。乏しい携帯食料を全部食べる。もちろん夕食としては全く足りない。

段々湖が美しい。 中央手前から上に向かってサンモリッツ湖[St. Moritzersee/1768m]、チャンプフェー湖[Champferersee/1790m]、シルヴァプラーナ湖[Silvaplanersee/1790m]、シルス湖[Silsersee/1797m]である。左下の小さな湖はシュターツ湖である。

ムオタス・ムライユ[Muottas Muragl/2568m]の山岳ホテル。料理が美味しいらしいが食べられない。

20時42分。少しだけ赤くなってきた。

日が山陰に沈もうとしている。

ケーブルカーが上がってきた。もう次のケーブルカーに乗ろう。腹ペコと寒さでもう限界である。

少し赤くなる。もう帰るので最後に一遊びする。携帯食料も食べつくして腹ペコである。元気に遊んでくれたNAOMIとTAKUはありがたかった。

TAKUもターザンをがんばる。

20時58分、少しだけ赤くなっている。

雪のないところはあまり赤くならない。

21時3分。ピッツ・ベルニナ[Piz Bernina/4049m]が赤くなった。

日は沈んだ。さあ帰ろう。

21時10分の下りケーブルカーに乗った。

サンモリッツ[St.Moritz]の家々にあかりが灯りだした。

エンガディンの谷と湖に日が暮れた。

21時20分。麓の駅についた。

お腹を満たしてレストランから帰る客と一緒にバスを待つ。子供たちごめんね。

21時36分、エンガディンバスのナイトバスがやってきた。

22時、サン・モリッツ[St. Moritz]の学校広場に戻る。いつもは夜は出歩かないので、夜景がとてもきれいで新鮮であった。治安面で不安は全く感じなかった。

まもなくアパートにつく。早く寝なければいけない。

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