エンガディンとグラウビュンデン周辺鉄道旅行(2009年夏)
アルデッツに着くとグアルダに負けないスグラフィットの家々が出迎えてくれた。村内散策をして、丘の上の城跡に行ってから、シュクオルへ鉄道代行バスで向かった。
9時11分。坂を下りどんどん近づく。グアルダよりも大きい村だ。
さっきの列車が停車している。
レーティッシュ鉄道(RhB)の真っ赤な機関車が素敵。
この先、シュクオル[Scuol]まで線路は続いているのだが、線路の大規模な保守工事のためアルデッツより先は、バスの代行運転となっている。そのため、到着した列車は折り返しのため、アルデッツ駅に停車している。
楽しい家だ。
水のみ場で手を洗う、
この村の建物の壁もスクラフィットで飾られている。
窓の回りがスクラフィットで飾られていて楽しい。
グアルダは不思議な生き物の絵が多かったが、アルデッツは直線的なデザインの中に模様が描かれているものが多い。
この建物は時代を感じる。
この薪は暖房に使うのだろうか。
「アダムとイヴの家」と呼ばれている家。
この建物は1647年に建てられたもので、スグラフィットとフレスコ画で壁全体に絵が描かれている。たわわに実をつけたりんごの木の下で、禁断の実を手にしたアダムとイヴが描かれている。出窓の回りには葡萄の房をいっぱい実らせた蔦が描かれていて、見ているだけでおなかが膨れそうだ。
この村でも、歩いている人がほとんどいない。
壁画だけでなく、花もたくさん飾られていて目を楽しませてくれる。
本物の馬だ。馬が道にいても違和感がないのがスイスだ。
どの家も素敵だ。
9時49分。村の中を抜け、丘の上のシュタインスベルク城の塔へ向かう。
NAOMIは元気に上るが、TAKUTAKUは長距離を歩いてきたので疲れてきて、抱っこになってしまった。
まだまだ、上らねばならない。
あと少し。
丘の上から、村を眺める。
9時57分。シュタインスベルク城の塔に到着する。城は12世紀に造られたが、1499年オーストリア軍に破壊された。塔の中には入れないので、塔の前で記念撮影。
上るのは少ししんどかったが、丘の上からの眺めは素晴らしい。
アルデッツの村と、私たちが今歩いてきた、グアルダから続く牧草地の斜面にある道が見える。
村に戻って、アルデッツ駅に向かう。
坂を駆け下りる。
10時9分。アルデッツ[Ardez]駅に到着した。駅は谷底にある。
シュクオル[Scuol]までも鉄道で行きたいが、今日はここからバスに乗る。
今は、列車は当駅で折り返し運転。
シュクオル・タラスプ[Scuol-Tarasp]方面の代行バスのバス停が駅前にある。
列車の向きを換えるため、機関車を動かしている。
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