エンガディンとグラウビュンデン周辺鉄道旅行(2009年夏)
ベルニナ線最高所オスピッツォ・ベルニナ駅で下車し、ラーゴ・ビアンコ沿いを通ってアルプ・グリュム駅までハイキングをした。
7時45分、オスピッツォ・ベルニナ駅[Ospitzio Bernina/2253m]からアルプ・グリュム駅[Alp Grum/2091m]までのハイキングに出発した。
駅からは見えないが、東側の崖を少し上ったところ(徒歩10分程度)にベルニナ峠(2328m)があることをハイキングの後に知った。「知っていれば歩いていったのにー」と後悔する。
峠の北(サンモリッツ側)はロマンシュ語地域。南(ティラノ)側はイタリア語圏である。
標高2253mとガイドブックには書いてあるけれど、2256mなのかな?
駅に作業車両が停車している。働く列車も格好いい。
一年ぶりに見るスイスの道標だ。
景色の良い家だ。
ラーゴ・ビアンコ[Lago Bianco/2234m]にもきれいに山が写っている。白い湖というだけあって湖水は白い。これもきれいだが、レイ・ネイル[Lej Nair/2223m]の黒い湖面にシャープに映っている姿が記憶に残っているので、ぼんやりしているように感じる。
しばらく線路沿いを歩いていたが、線路とはなれる。
線路はまっすぐ進む。
枕木の上にたくさんの砂利が敷き詰められている。どうしてこんなにたくさんなのだろう?
ラーゴ・ビアンコは大きい。
良くないことだが、電車がしばらく来ないので、私たちが列車になった。
TAKUTAKUの夢は電車の運転手になるのではなく、電車そのものになりたい。彼は今、心の底から電車になりきっているのだろう。
高山植物が咲き誇っていて美しい。
ラーゴ・ビアンコを振り返る。
作業車が通過。
通過した作業車がラーゴ・ビアンコ湖畔を走る。
次は客車だ。
2両編成だ。
湖畔を走る列車は、絵になる。
休憩しながらいつまでも眺める。
ハイキング道はこんなに歩きやすい。
今度の列車は長いぞ!
列車を眺めていると、時間ばかり過ぎ、足は前に進まない。長時間のハイキングになりそうだ。
4両の後ろに貨車が付いている。
8時57分、湖とはお別れになる。ラーゴ・ビアンコの湖水が堰き止められている。
線路と離れたので歩くスピードがアップする。
牛たちが草を食んでいる。
線路が覆われている。
残雪がある。子供たちは大喜びだ。
線路と付いたり離れたりのハイキング道。
この先はサイクリング道とハイキング道は別々になる。
ここの線路は砂利が少なく、枕木が見えている。
9時30分になった。私たち以外ハイキングをしている人は見かけない。
歩きやすい道が続き、とても楽しいハイキングだ。
高山植物が美しい。
アルプ・グリュム駅[Alp Grum/2091m]に近づくと、エメラルドグリーンの美しい湖が下の方に見える。この湖は半分がエメラルドグリーンで残りの半分は白色をしている。氷河湖のラーゴ・バリューだ。
湖の上方にはバリュー氷河がある。バリュー氷河からラーゴ・バリューに水が流れているのが良く分かる。
ご機嫌なTAKUTAKUは疲れて眠ってしまった。線路のすぐ近くを歩くことが出来るのにー。残念だ。
可憐な花が多い。
美しい花々を見ていて、NAOMIが自由研究はスイスの高山植物について調べようかな?と言い出した。
ラーゴ・バリューの半分は真っ白だ。しかし、午後にこの湖を見たときは一面エメラルドグリーン色だった。
9時48分、ハイキングの終わりであるアルプ・グリュム駅[Alp Grum/2091m]に到着する。TAKUTAKUは眠ったままだ。
約2時間のとても楽しいハイキングだった。
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