エンガディンとグラウビュンデン周辺鉄道旅行(2009年夏)

ベルニナ線最高所からアルプ・グリュム駅までハイキング(2009年7月20日)

ラーゴ・ビアンコとオスピッツォ・ベルニナ駅

ベルニナ線最高所オスピッツォ・ベルニナ駅で下車し、ラーゴ・ビアンコ沿いを通ってアルプ・グリュム駅までハイキングをした。

オスピッツォ・ベルニナ駅から出発

7時45分、オスピッツォ・ベルニナ駅[Ospitzio Bernina/2253m]からアルプ・グリュム駅[Alp Grum/2091m]までのハイキングに出発した。

駅からは見えないが、東側の崖を少し上ったところ(徒歩10分程度)にベルニナ峠(2328m)があることをハイキングの後に知った。「知っていれば歩いていったのにー」と後悔する。
峠の北(サンモリッツ側)はロマンシュ語地域。南(ティラノ)側はイタリア語圏である。

標高2253mとガイドブックには書いてあるけれど、2256mなのかな?

駅に作業車両が停車している。働く列車も格好いい。

一年ぶりに見るスイスの道標だ。

景色の良い家だ。

ラーゴ・ビアンコに沿って歩く

ラーゴ・ビアンコ[Lago Bianco/2234m]にもきれいに山が写っている。白い湖というだけあって湖水は白い。これもきれいだが、レイ・ネイル[Lej Nair/2223m]の黒い湖面にシャープに映っている姿が記憶に残っているので、ぼんやりしているように感じる。

しばらく線路沿いを歩いていたが、線路とはなれる。

線路はまっすぐ進む。

枕木の上にたくさんの砂利が敷き詰められている。どうしてこんなにたくさんなのだろう?

ラーゴ・ビアンコは大きい。

良くないことだが、電車がしばらく来ないので、私たちが列車になった。

TAKUTAKUの夢は電車の運転手になるのではなく、電車そのものになりたい。彼は今、心の底から電車になりきっているのだろう。

高山植物が咲き誇っていて美しい。

ラーゴ・ビアンコを振り返る。

作業車が通過。

通過した作業車がラーゴ・ビアンコ湖畔を走る。

次は客車だ。

2両編成だ。

湖畔を走る列車は、絵になる。

休憩しながらいつまでも眺める。

ハイキング道はこんなに歩きやすい。

今度の列車は長いぞ!

列車を眺めていると、時間ばかり過ぎ、足は前に進まない。長時間のハイキングになりそうだ。

4両の後ろに貨車が付いている。

8時57分、湖とはお別れになる。ラーゴ・ビアンコの湖水が堰き止められている。

アルプ・グリュムに向かって

線路と離れたので歩くスピードがアップする。

牛たちが草を食んでいる。

線路が覆われている。

残雪がある。子供たちは大喜びだ。

線路と付いたり離れたりのハイキング道。

この先はサイクリング道とハイキング道は別々になる。

ここの線路は砂利が少なく、枕木が見えている。

9時30分になった。私たち以外ハイキングをしている人は見かけない。

歩きやすい道が続き、とても楽しいハイキングだ。

高山植物が美しい。

アルプ・グリュム駅[Alp Grum/2091m]に近づくと、エメラルドグリーンの美しい湖が下の方に見える。この湖は半分がエメラルドグリーンで残りの半分は白色をしている。氷河湖のラーゴ・バリューだ。

湖の上方にはバリュー氷河がある。バリュー氷河からラーゴ・バリューに水が流れているのが良く分かる。

ご機嫌なTAKUTAKUは疲れて眠ってしまった。線路のすぐ近くを歩くことが出来るのにー。残念だ。

可憐な花が多い。

美しい花々を見ていて、NAOMIが自由研究はスイスの高山植物について調べようかな?と言い出した。

ラーゴ・バリューの半分は真っ白だ。しかし、午後にこの湖を見たときは一面エメラルドグリーン色だった。

9時48分、ハイキングの終わりであるアルプ・グリュム駅[Alp Grum/2091m]に到着する。TAKUTAKUは眠ったままだ。
約2時間のとても楽しいハイキングだった。

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