エンガディンとグラウビュンデン周辺鉄道旅行(2009年夏)

クール~スイス最古の街(2009年7月29日)

クール[Chur]のポスト広場[Postplatz]

サン・モリッツからアローザへ遊びに行く途中でスイス最古の街でグラウビュンデン州の州都であるクールの旧市街を散策した。

サン・モリッツからクールへ

5時40分。アパートを出て、サン・モリッツ駅へやってきた。

まだ暗い中、アルブラ線に乗った。サメダン[Samedan]近くのイン川はいつみても美しい。

ベーヴァー付近には牧場があり、牛がのんびりしていた。サン・モリッツ周辺には牧場がないのは残念だ。

まだ6時なのでたくは再び朝寝開始。連日の行楽で疲れている。

ティーフェンカステルに着いた。まもなくソリス橋なのでカメラの準備をする。

列車の先頭がソリス橋にかかった。

スイスで最も高度のある石橋ソリス橋を通る。

ソリスの駅の跡。しばらく前に廃止されたようだ。この駅があれば観に行きやすいのに。

クールの駅とバスターミナル

7時46分。クール[Chur]駅に到着した。

駅のバスターミナルを見に行くと2階建てバスがたくさん並んでいた。日本で言えば小都市にすぎないが、座席数を増やして客を立たせないという哲学のためだろうか。立つのが当たり前の日本の公共交通機関も見習ってほしい。

バスターミナルの時刻表。先進的でわかりやすく、遅れ等の情報もわかる。

やってきましたアローザ線の路面駅。

クール[Chur]の駅前に市電のようにレーティッシュ鉄道(RhB)アローザ線のクール[Chur]駅がある。

こちらはスイス連邦鉄道(SBB)とレーティッシュ鉄道(RhB)のアローザ線以外のクール駅。

左がアローザ線の駅で右側がバスターミナルになる。

朝のクール市街

クールからアローザまでは、トロッコ列車に乗ることを計画しているため、トロッコが連結された列車が出る時間までクール市街を散策する。

駅前通りをポスト広場に向かって歩く。朝8時なのでまだ商店は開いていない。

さすがに州都だけあって、「村」や「街」というより「都市」である。

ビュンドナー美術館(グラウビュンデン州立美術館)。の建物。1876年にこの地方の豪商の邸宅として建てられたものを

清掃車がごみ掃除をしている。

ポスト広場についた。由緒ある建物が大事に使われている。写真に写っているのは郵便局。

8時13分、ポスト通りに入ったところでベーカリーが空いていたので入る。

行動食を購入した。

ポスト広場を市庁舎のほうへ歩いて行く。見えている教会は聖マルティン教会[Kirche St.Martin]。8世紀に創建され、1491年に再建されたとのことである。

クールの市庁舎の横を通る。ご多分にもれずこったつくりである。

とても芸術的な市庁舎の内部。

市庁舎から聖マルティン教会[Kirche St.Martin]にかけての周辺が旧市街の中心部である。

道幅も狭くなる。

飾り窓がついている建物もある。

聖マルティン教会

聖マルティン教会の前まできた。

教会の塔が高すぎて1枚で建物全部が入らなかった。

ここがアルカス広場である。

8時28分、まだ暗くて活気もない。少し早すぎるのだろう。

聖マルティン教会[Kirche St.Martin]に入ってみた。このステンドグラスはスイス出身の20世紀の彫刻家アルベルト・ジャコメッティの父、アウグスト・ジャコメッティが製作したらしい。

聖マルティン教会[Kirche St.Martin]の内部。建築後500年以上たっているとは思えない。

まだ電車までには時間がある。クールの市街地を見下ろしてみたいし、司教館[Bischofliches Schloss]や大聖堂[Kathedrale]も見てみたいのでキルヒガッセとホーフ通りを通って登っていく。

ようやく聖マルティン教会[Kirche St.Martin]の全景を写す事ができた。

司教館と大聖堂

塔の下にも階段の道が造られている。

司教館[Bischofliches Schloss]がみえてきた。

ブドウ畑の上に展望台(ビューポイント)。がみえる。

大聖堂[Kathedrale]に近づいた。

敷地に入る。

司教がいた町の大聖堂[Kathedrale]だけあって荘厳で立派だった。

中に人は誰もいなかった。

大聖堂[Kathedrale]の前にあるホーフ広場

駐車場になっている。

墓地はきれいに手入れされている。

展望台と野いちご

大聖堂[Kathedrale]の前から展望台まで歩いた。見晴らしは良かったが時間が早すぎて今ひとつであった。大聖堂[Kathedrale]と司教館[Bischofliches Schloss]とぶどう畑がみえる。

8時50分。クールの市街を見下ろす。

トロッコ列車の発車時間まで時間がなくなってきた。帰り道で司教館[Bischofliches Schloss]の近くで野いちごが自生しているのをみつけてとる。

行きとは違った道で急いで駅に戻る。

ポスト広場[Post Pl.]に戻ってきた。明るくなってきたので町がより美しく見える。

野いちごはとてもおいしかった。

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